2015-01-18から1日間の記事一覧

(ミニ特集)近隣計画の運用(その5) 小さな総括

4つの近隣計画の内容とその実現方法について、計画策定後1年から2年の段階で、なるべく性格の異なるものを通してみてきました。いくつか興味深い点や、今後注目したい点を3つだけあげます。 第一。近隣計画の策定主体。特にパリッシュという最もローカルな民…

(ミニ特集)近隣計画の運用(その4) ロンドンにおけるはじめての近隣計画

(その1)から(その3)までの事例はいずれも地方都市や田園地帯の事例でした。そこで、大都市部、特にロンドンでのはじめての事例として、Norland近隣計画をとりあげてみます。Norlandは都心部のケンジントン&チェルシー区にあり、地下鉄ホランドパークの北西側…

(ミニ特集)近隣計画の運用(その3) 近隣フォーラムによる場合

「近隣フォーラム」による近隣計画第1号(近隣計画全体では第3号)となったエクセター市のSt James近隣計画が2013年7月16日に採択されてから1年半が経ちました。計画内容とその後の経過をレビューしてみると、いくつかの興味深いことがわかります。 第一。そも…

(ミニ特集)近隣計画の運用(その2) タウン評議会による場合

近隣計画第2号となった『Thame近隣計画』はThame Town Councilによって策定されました。 (その1)のUpper Eden近隣計画とは対照的に、この近隣計画からは、Thameという町が「町」としての歴史が長く周辺の田園地域の中心地であることの自負や、この近隣計画を…

(ミニ特集)近隣計画の運用(その1) パリッシュ評議会による場合

Localism Actにより導入された近隣計画では、策定主体に注目した場合、大きく分けて、1)タウン評議会またはパリッシュ評議会によるもの、2)近隣フォーラムによるもの、の2タイプがあります。また、策定方法にも大きく分けると2タイプがありますが、ここでは…