自己紹介
本ブログでは平城京跡を横切っている近鉄の移設問題(⇒関連記事)で出てくる西大寺。奈良の東が「東大寺」なら西は「西大寺」ということで(いろいろな意味で注目していた)その西大寺がクラウドファンディングしはじめたのを知り、その切り口がとてもおもしろい…
先週4月21日(木曜)に神奈川県HPに「第8回線引き見直しに向けた検討会からの提言(令和4年3月)」がアップされました。 昨今の自然災害リスクの増大や危機意識の高まりを受けて「激甚化・頻発化する災害からいのちと暮らしを守るまちづくり」が最初の章(第1章)…
最近ド派手な本が積んであるな、と思っていた本を、めぐりめぐって読むことに(『世界は、、』はカルロ・ロヴェッリ著、NHK出版2021.10.30刊)。直接のきっかけは松尾豊氏の第二点目の議論(←1月1日の記事中)。面白かったので、1つ遡って『時間は存在しない』(…
「特化型AI(弱いAI)」(たとえば将棋名人を寄せ付けないAI)も、ビッグデータ(過去の対局すべて)をもとに最も勝ちにつながる確率の高い「次の」指し手を高速計算して「今」判断するというアルゴリズムをもとに、その膨大なデータを「学習」しなければならない…
2022年のスタートは、先進学環で学ぶT君との年末の会話から。 私 : あの羽生がAI時代の将棋に苦しむ姿を見て(←12月19日放映NHKBS「羽生善治~天才棋士50才の苦闘」)、この年末年始はAIにどっぷりつかることにしたよ。まず『教養としてのAI講義』を買ってみた…
相鉄・東急直通線が開業する「2022年度下期」までおよそ1年となりました。 「新駅設置に伴う地域特性を生かしたまちづくり」を模索した最新の研究成果へのリンクを掲載させていただきます。ご協力いただいた地域の皆様に感謝申し上げます。 [横浜国大リポジ…
12月6日にBS11で放映された「若冲が愛した錦市場~存続の危機と繁栄の歴史~」では、錦市場が何度も「存続の危機」を迎えつつも、そのたび地域が団結して立ち上がってきた姿が描かれました。その中で、このたびの新型コロナの大打撃から立ち直ろうと、オンラ…
「本町地区防災都市づくりグランドデザイン」(2021.3渋谷区)で示された将来像に一歩近づくべく、「シブヤホンマチPLACEMAKING」が開催されます。 これは、このグランドデザイン第6章で位置づけられた「プログラムを実行・継続するため」の取り組みの1つであ…
本年度も「地域創造論」を開講します。 🔖検索 「地域創造論」
今朝の日経新聞「大学」面に、地域実践教育研究センターの記事が掲載されています。副題が「食や住、地元の課題に対処」。 日経新聞のホームページで「横浜国立大学」と検索すると、記事の最初だけ読めるようになっています(そのあとは有料会員だけ)。ネット…
9月。100年前の「スペイン風邪」の感染者5億人、死者2000万人(いろいろ説があるが最も多く出ている数)。致死率4%。今回の新型コロナは現在、感染者2億人、死者450万人。致死率2.25%。仮に今、道半ばだとすると(5分の4くらいの地点だと思いたいところですが…
木造密集市街地の改善(問題解決)と地域価値向上を同時にはかる、新しいタイプのまちづくりめざした計画書が公表されました。本編(5.6Mb)と資料編(6.2Mb)で構成されます。(⇒参考資料へ) 新年度(令和3年度)から実施段階に入ります。 ポイントとしては、1)拡幅…
新型コロナにどう対処するか。 さまざまな角度からそれをとりあげた図書がもうすぐ出ます。 都市計画の立場からも考えておかなければ、、、と私も1編書いています。 新型コロナが今後どうなるかは、今後襲ってくるかもしれないその他の感染症や災害も含めて…
一昨年2019年は、日本で都市計画法ができてから100周年の年でした。 現在、これまでの都市計画の大きな見直しが迫られています。 それを「構造転換」ととらえて都市計画学会が企画・編集した図書です。 多人数による論考集で、その1つを書く機会を与えられま…
新しい「都市科学」という分野を事典の形で解説・議論した書が出ます。 「都市のあり方が人類の未来を左右する!都市の知を体系化・再編成し、経験知と融合させて実践的に活かす。476項目、執筆者348名。」 などと解説されています。 今回、冒頭の都市の空間…
シンポジウム「With/Afterコロナ時代の地域像」の開催が昨日公表されました。 2021年2月15日(月曜)午後です。かなり迫っています。 大学院授業「地域創造論」で取り組んできた地域提案の発表もあり、活発な意見交換ができそうです。詳しくは下記サイトから。…
先週2度あった静岡県の都市計画の仕事は両方ともオンライン対応でした。 静岡県は緊急事態宣言からはずれていたのですが、コロナ変異株問題が急浮上して、最終的にはこのことが地元参加者だけが会場に来るとの判断を決定づけたようです。 そのため担当者は急…
縁あって、今週から静岡県伊東市の都市計画にかかわることになりました。いただいた都市計画図を見ると「伊東国際観光温泉文化都市建設計画図」と大きなゴシック体の文字でタイトルが書かれています。 以前より横浜の都市計画も「国際港都建設計画」という、…
シリーズ「都市は進化する」をはじめます。 本日、「渋谷本町地区防災都市づくりグランドデザイン(素案)」が公表され、1月15日から1月29日までの2週間の間、意見募集の期間となっています。 木造密集市街地の整備改善を基本テーマとしつつも、地区の魅力を最…
特集「アフターコロナ・ウィズコロナ下での不動産を展望する」が組まれた雑誌『Evaluation』(no.72,73合併号)で、標記の「新型コロナを都市計画はどう踏まえるか」を書く機会を得ました。特集では6つの論考が掲載されています。 年明けにはさらに幅広く論考…
先週末に「新型コロナと都市計画」の校正が終わり編集の方に送りました。とはいえ、新型コロナについてはわからないことだらけで、その「わからないこと」の中にもいろいろな次元のわからないことがあるので、「と都市計画」にもっていくにはピースが足りな…
本格的な歴史文化芸術国際都市論です。自分が「京都と都市イノベーション(その1)~(その6)」を通して体感してきた“京都”という稀有の国際都市の「国際性」というものがどのような経緯で磨かれてきたかについて、先行したイタリアでの経緯に先導されつつも、…
今朝の日経新聞を駅のホームでパラパラめくっていると、「リモート転勤」の見出しが。Yさんがリーダーを務めるМP社の「働き方改革推進部」の実証実験の話です。Women@Work欄。 よく読んでみると、「Women@Work欄」の記事だけれども男性社員にも対象をひろ…
今週火曜。 朝の遠隔授業後、14時からの横浜関内での会議の前に馬車道界隈の某「貸し会議室」を借りて、12時半からのzoomゼミに参加しました。反省点もありましたがポストコロナの建物利用などについて発見したことも多く、書き留めてみます。 今回借りたの…
10月15日に、「SDGs時代の都市計画を考える」(4月8日記事)の姉妹編が出ます。タイトルは「SDGs時代のマンション問題を考える」。 この論説では、一般にマンション問題として語られているマンションそのものをどうするかの問題をカギ付きの「マンション問題」…
新型コロナ下の「地域創造論」を開講します。 その方法も、内容も、例年と異なりますが、2018年度からの「地域はどう変わるか 2010年代から2020年代に向かって」というテーマを引き継ぐ最終年度となります。 案の概要は以下のとおり。正確な情報は授業支援シ…
2011年にスタートしたシリーズ「都市イノベーション」も10年目となり、477話まできました。500話で終了予定です。 現在、その後継シリーズを考えています。「都市は進化する」が有力候補。 このたびの新型コロナウイルスも、結果において「都市は進化する」…
2021年度より、新しい社会を切り開く人材を育成する「先進実践学環」という教育組織がスタートします。9月7日にホームページが公表されました。 都市計画分野も「横浜アーバニスト」プログラムに参画します。 詳しくは、以下のHPで。 https://www.ynuifgs.yn…
6月30日の「市街地創造論」で「新しい郊外の都市計画」をとりあげました。その中から、1枚のスライドを紹介します。 ポストコロナの時代の、いわば「在街勤務」もできるような郊外再生ビジョンにもなっています。背景に薄く見える住宅は、もはやかつての<住…
「ほぼ、ホームオフィスが完成した」と安心したのもつかの間、今度は、実際の打ち合わせ場所が必要な段階になってきました。 本日届いた『アフターコロナ』(日経XTECH、2020.7.16発行)でも「職住融合」を今後のメガトレンドの1つにもしており、自分が実験台…