自己紹介

「日常」の変化と都市の土地利用の大転換?

昨日、A社に注文しておいたホワイトボードが届いたのでテレビ会議(zoomなど)用に設置すると、ほぼ、「ホームオフィス」が完成しました。午前の博士課程ゼミにもフル活用でき、リアル会議にかなり近づいてきました。この40日間で本当のオフィスには1度しか行…

5月スタートの地域交流科目(学部向け)について【2020.4.30更新】

コロナウイルスの影響で5月7日スタートとなった春学期はすべて遠隔授業となり、地域交流科目についても準備が続いています。遠隔授業という方法もさることながら、本質的には、フィールドあっての「地域」の学習や研究や実践活動はどのように可能か、という…

隔年開講の「市街地創造論(大学院向け)」が5月12日に開講します

コロナウイルスの影響で、5月7日からと延期された本年度の春学期では、対面式の授業は行わずすべて遠隔授業となります。本授業も例外ではありません。 第1回が、ちょうど1か月後の5月12日(火曜)となります。 本ブログ的には、「都市イノベーション」「住みた…

「ブータンの国民総幸福度指標(GNH Indicators)の変遷に関する研究」(GNHと都市計画(その3))

まだ2019年度だった2週間ほど前のこと。ブータンのGNH政策について研究していたY氏が学位を取得して修了されました。標題の研究はその一部をしめるもので、いわゆる「幸福度」を測定するためにどのように指標の開発がなされてきたのかを分析したものです。 …

「SDGs時代の都市計画を考える~グローバルな視点から」:Make cities and human settlements inclusive, safe, resilient and sustainable

地震に洪水、津波にウイルスと、都市は次々に災害に見舞われています。都市計画の要となる都市計画法は日本では1968年に制定されたまま接ぎ木に接ぎ木を重ね、そこにおさまらないものは別の法律をつくって「都市計画関連法」が次々と増え、現在、国会に提出…

カオスに立ち向かうために : 『レジリエンス あらゆるシステムの破綻と回復を分けるものは何か』再読

2020年3月31日朝。 やられっぱなしではなく、「撲滅してやる」のような一本調子でもなく、具体的かつ現実的な方法はないだろうか。過去にすがるだけでなく、未来志向で希望のもてる、自分たちの力を最大限活かせるような道筋。 昨日、遠隔ゼミや遠隔授業など…

「(渋谷)本町地区防災都市づくりグランドデザイン」の策定検討会がはじまりました

先日、「(渋谷)本町地区防災都市づくりグランドデザイン」の策定検討会(第1回)が開催されました。渋谷区において、 「本町地区の防災まちづくりとして、これまで取り組んできた木造住宅密集地域における事業や防災街区地区計画によるまちづくりに加えて、環…

「都市の機能更新を考える」が掲載されました。

発行日が「11月15日」とされている『都市計画341号』が届きました。特集のテーマは「都市の機能更新のゆくえ」。 この特集の中で、「都市の機能更新を考える」という論説を書く機会をいただきました。後半半分の2ページで、「これからの都市の機能更新 2020…

eBook『Urban Village 20の実践事例とモデル提案』

2007年のeBookです。 本Blogに移る前に置いてあったfileが廃止され行き場を失ったeBookを復活します。 活力が低下してゆく中心市街地活性化のための1つのビジョンです。世界各地での20の実践事例と、横浜郊外&横浜都心部での提案が本eBookの内容です。 drive…

eBook(第2号)『日本の都市計画制度改革の方向 全国アンケート調査結果(2013)より』

eBook第2号です。 全国の自治体都市計画担当者が、都市計画の現場をどうとらえているか、都市計画法改革の必要性をどう感じているか、改革する場合、誰がそれをリードすべきと考えるかなどについて設問したアンケート調査結果です。 drive.google.com

eBook『イギリス近隣計画 その政策・制度・運用』

本ブログに関連するさまざまな成果を「eBook」の形でまとめてみよう、というこで試行錯誤します。 その第1号が『イギリス近隣計画 その政策・制度・運用』。 右帯のリンク集にある「【研究ノート】Localism and Planning」が長くなりごちゃごちゃしているの…

「地域はどう変わるか 2010年代から2020年代に向かって」(地域創造論)

10月。本年度も「地域創造論」がスタートします。 昨年度からテーマを「地域はどう変わるか 2010年代から2020年代に向かって」と設定しています。内容は下記スケジュール表で。また、過去2回(6年分)の記録と「地域創造科目2019」はそれぞれ下の入り口から入…

「地域価値を高める都市計画」

明日(8月22日)、全国地区計画推進協議会総会で標記のタイトルで話をします。「都市計画」の要素1つ1つは中立的・技術的な道具にすぎませんが、「こういう都市をめざそう」という意識のもとにそれら道具を使うと、その都市らしい、他にない価値の増進ができる…

「密集市街地のこれからのビジョンと整備の方向」(『区画整理』2019.7号)

『区画整理』という雑誌の7月号に、密集市街地の地域価値向上をめざして論点を整理した「密集市街地のこれからのビジョンと整備の方向」が掲載されました。

『これからの郊外のあり方とその実現方策に関する研究』報告書が刷り上がりました。

横浜市の郊外を対象とした調査研究報告書です。 第一章 新たな郊外像の概念的検討 第二章 農を含む郊外住宅地の将来ビジョン模索(ケーススタディ) 第三章 戸建専用住宅地区の利便性向上と農地の可能性(二低専の効果も含むケーススタディ) 第四章 郊外のこれ…

新シリーズ「都市イノベーション・next」をはじめます。

7月。 最後の「都市イノベーション」シリーズとなる「都市イノベーション・next」をはじめます。 [参考] これまでの4つの「都市イノベーション」シリーズについては、右帯「リンク」の「【コンセプトノート】都市イノベーション」で。

2019年11月(8~10日)に横浜で都市計画学会全国大会が開催されます。

昨年度から「大会」化された都市計画学会が横浜にやってきます。「大会」化というのは、単なる学術発表会ではなく、開催地の特色を出しながら、実務家やまちづくりにかかわる市民なども参加・参画できる新しい形のイベント(をめざすもの)。 昨晩もそのような…

「三笠ビル商店街における共同建築形態とその実現・継承に関する研究」

まだ「再開発」制度が胎動期にあった時代に建てられた、独特な形態でにぎわっている横須賀の「三笠ビル」の研究(I君の修士論文成果)が『都市計画報告』にアップされました。 [都市計画報告のページ] https://www.cpij.or.jp/com/ac/report/2019.html [直接pd…

本日再開

Hatana Blogに引っ越ししてきました。 本日再開です。 引き続きよろしくお願いします。

帆船日本丸(にっぽんまる) 大規模修繕工事に入る

本日11月1日より、帆船日本丸の公開が中断されます。 氷川丸と同じ1930(昭和5)年に竣工したこの日本丸。氷川丸が太平洋を横断する高速貨客船だったのに対し、日本丸は航海練習船。朝日新聞デジタルの記事(2018.6.15)によれば、 「全国10都市が争った誘致合戦…

『都市計画学 変化に対応するプランニング』

自著ではないので「自己紹介」ではありませんが、新しい都市計画学の教科書が出たので紹介させていただきます。学芸出版社2018.9.25刊。著者は中島直人ら7名。 『都市計画学 変化に対応するプランニング』。9章には「職能論」がついていたり、10章は「ブック…

都市とは

都市科学部の講義「都市科学A」で、「都市とは」のテーマで理工系の立場から30分時間が与えられて話をしました。少し前の4月のことです。相方がいて、人文系からやはり30分話すとの設定です。そのときの資料をpdfでつけます。 都市とは.pdf 話が伴わないと内…

「市街地創造論」がはじまっています。

隔年開講の大学院科目「市街地創造論」が先週より始まりました。前回2016年度の内容を2年分新しくしました。オリンピックなどの都市とイベントを扱うテーマは小さくし、人口減少が進み新たな都市構造をつくる話題を設けました。東日本大震災からの復興を2年…

新しい都市計画システムの構築に向けて(1)

「新しい都市計画システムの研究」として行ってきた「近隣レベルの都市計画を統合する新たな都市計画システムの研究」がまとまりました。 今回は、近隣レベルの「まちづくりプラン」「まちづくりルール」「エリアマネジメント」などの成果を、どのようにした…

(講演)「変わる密集市街地整備」

あけましておめでとうございます。 本日お届けするのは、2017年11月に開催された「密集市街地再生フォーラム2017」の報告です。 http://www.ur-net.go.jp/missyu-saisei/ この中で「変わる密集市街地整備」と題する基調講演の機会をいただきました。その概要…

「地域実践アワード2017」が開催されます(2018.2.16)

連続してもう1つ、シンポジウムが開催されます。 こちらは地域と連携して取り組む18の「地域課題実習」成果の発表とポスターセッションなどで構成されます。特に「アワード2017」ではさまざまな賞が用意されているようです。どのような取り組みがどのように…

地域連携推進機構シンポジウム〜地域連携推進で新たな未来を切り開く〜が開催されます(2018.2.14)

大学と地域の連携につき議論するシンポジウムが2018年2月14日に開催されます。 http://www.ynu.ac.jp/hus/sangaku/19396/detail.htmlまだその概要が公表されたばかりですが、「第1部 地域連携のエンジン「ネクスト・アーバン・ラボ」」では、本年度に立ち上…

本年度の「地域創造論」スタート(10月9日より)

大学院科目「地域創造論」を10月9日にスタートします。 一昨年度から継続中のテーマ「ローカルからの発想が日本を変える、世界を変える。」の3年目(=最終年度)です。今回は特に、大学と地域のコラボレーションなど、多様な主体が地域課題に取り組むことによ…

「みうらからはじめる研究会」のfacebookを開設しました。

「みうらからはじめる研究会」のfacebookを開設しました。 https://www.facebook.com/miuraht/ これまで2回分の研究会(2016.11.3、2017.3.11)に寄せられたコメントなどもアップしています。 少しずつコンテンツを充実していく予定です。[関連記事] ・「みう…

【in evolution】イノベーションの源泉(2022.12.30更新)

イノベーションそのものがどのように湧き出すかについて、本ブログでとりあげてきた関連記事を、カテゴリーに分けて書き出してみると、「都市イノベーション」を生み出す源泉は、「人的資源」「科学技術」「政策制度」「地域連携」に加え、「都市が生み出す…