孤立集落 どっこい生きる(NHKスペシャル)

「都市イノベーション読本」も第21回。新しい都市のイノベーションにつながる「気になる図書」などを毎週火曜日に取り上げることにしています。今回はおととい夜のTV番組。南相馬でこの番組を見ました。内容もさることながら、番組としてもとてもよかったです。
言葉にするのも野暮な感じですが、あえて‘都市イノベーション的’に7点書き出すと、、、
①都市づくりの原型である「普請」の真髄が実行されていた。特に最後の「未来道プロジェクト」はすごい。
②地域コミュニティの原型の姿が映し出されていた。それはガバナンスのみならず生産面、生活面、交流面の全般に及んでいた。
③リーダーの役割、それを取り巻く協力体制が明確に映し出されていた。
④これらにより、たとえ「ゼロ」になっても立ち上がれること、そしてその思いが強く伝わってきた。
⑤行政との関係、インターネットを通してつながる外との関係を活き活きと示していた。特に前者の行政との関係における自身の身の処し方。
⑥マスタープランは描かず、実行できる(すべき)事業をプロジェクトとして1つ実現し、その上に立ってまた次のプロジェクトを進めるという進化的方法が実践されていた。
⑦「なじょにかなるさー」精神。
南三陸町馬場中山地区の皆さん、本当にありがとうございました。