LIVERPOOL :SHAPING THE CITY

マンチェスターと同様、近年のリバプールの都市再生の全貌を明らかにした貴重な図書です。RIBA(王立英国建築家協会)がリバプール市と共同で2010年に発刊。この「SHAPING THE CITY」シリーズを調べてみると、2009年にLeedsが、2011年にNewcastleGateshedが発刊されていました。今後このシリーズが続くのかどうか、興味津々です。
ところで、日本でも是非こうした都市を対象とする図書をしっかりつくっておきたいところです。1つ前の記事でふれたSD別冊の横浜はごく例外ではないかと思います。昨年末発刊の『60プロジェクトによむ 日本の都市づくり』(http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20111122/1321932814)は、特定の都市ではありませんがこれまでの日本の都市計画プロジェクトを体系的にまとめた、発想の近い図書です。今後、英語版等により海外にも紹介できるようになることが望まれます。