「もっと能動的な都市計画を」とピーターホール教授が寄稿

Planning2013.6.14号の最終ページには、先日開催されたIFHP百周年会議の会場となったロンドン大学(UCL)教授のピーターホール氏が、ヴォバーン(フライブルグ)やハンマビー・ショースタッド(ストックホルム)などの先進事例が各地でみられるヨーロッパ大陸に比べて、わが国の都市計画はシュリンクし受け身になっている! との危惧を表明しています。
関連して同号4頁下の小さな記事で、建築都市計画分野で有名な西イングランド大学では、都市計画プログラムを地理・環境管理学科に移管、建築のスタッフと学生が不動産・建設学科に移動しつつ学科名称も変えることを報じています。当局は「あくまで純粋な組織上のこと」としているようですが、近年、ロンドンのバーネット区で都市計画サービスを(政策機能だけ残して)民営化する動き(Planning2013.5.31号)があるなど、気になる動きがあちこちでみられます。日本の都市計画もそのような動きになってはいないかと、議論・点検することが必要です。