目黒通りアンティーク家具街

通称「インテリア通り」。山手通りから西に向かって多くのショップが軒を連ねるこの界隈は、下町の卸問屋街を除けば、特定の専門店が集積する東京でも最も特徴ある場所の1つだと思います。これを「都市イノベーション2020」的観点からみると、成熟期に入った日本が、新品でもなく単なる中古でもない「アンティーク」を、生活の中で普通に大切にする時代に入ってきたことを告げる象徴的な場所であるように思います。
「年代を経て品格があること。また、そのさま。」
数年前に行ったときと比べても、かなり増加しているように思います。「ビルができるたびにその下に関連ショップが入る」とも聞きました。
不思議な場所です。アンティーク=骨董品と考えるとイメージが違います。少し奥の方にあるG社などは地下1階から地上3階までが全部アンティークを扱う専用ビル。横浜に工場があり、それは毎月イギリスからコンテナで家具を入荷する「家具修復工場」。G社に限らずどのショップも店員さんの平均年齢は低く30〜40代が中心ではないかと思います。どれくらいの市場規模かはすぐにはわかりませんが、単なる「インテリア通り」というより「アンティーク家具街」として、起業もできる、歩いて良し住んで良しのユニークな場所としてジワジワ進化していってほしいと思います。

この話をある人にすると、「アンティークくらいネットですぐ手に入るよ」と、、、。
、、、。

そうすると、どうしてあのような特定の場所にあれほど多くのショップが集積するのか???
ますます興味が湧いてきました。