羽田空港の機能拡張話もここにきて具体化しつつありますが、昨日、山手線新駅が正式発表されメディアで報道されました。JR東日本の発表内容は次のpdfです。
http://www.jreast.co.jp/press/2014/20140604.pdf
2頁目の「新駅位置図」について意外に紹介されていないので興味深い3つの点をあげてみます。
第一。「創出用地(約13ha)」とされる場所がほぼ品川駅付近まで食い込んでいる。実際の用地はもっと品川駅側まで続いているかもしれない。どう接続されるか(されないか)。
第二。環状4号線が上記「創出用地」の南端付近を横切る形となっている。立体的にどのように処理するのかが注目される。
第三。現在の新幹線駅の北端と、「新駅」として四角で示されている場所との距離はあまり離れていない。また、現在の新幹線駅の北端は環状4号線と接して描かれている。そこから「創出用地」までは200メートルも離れていない。何か考えられているのか興味深い。リニアの駅構造との関係も注目される。
その他、興味は尽きませんが、以下の2つも気になるところです。
1つは、JR東海社長の記者会見での発言(とされる以下の部分)。「近くの品川駅では将来、リニア中央新幹線の始発駅も出来る。こうしたものと一体となって新しい東京の玄関口を目指したい」の「一体となって」の程度、内容。
2つ目は、太田国土交通大臣の昨日の会見での発言。「現在、品川駅周辺地域につきまして、東京都を中心にしまして、都市基盤やまちづくりのあり方ということについて、調査・検討が行われております。非常にこれから品川駅周辺というのはリニアもありますし、その辺りの都市再生・開発、こうしたことが非常に大事な地域でございます。そうした中で、山手線品川−田町駅間の新駅の設置構想これが現実にございます。このまちづくりの一環として、鉄道事業者、地元自治体等の関係者において、まさに実現に向けて今最終の検討が行われて、また近々何らかの決定とか発表が行われると聞いているところでございます。」
[関連記事]
・「山手線に新駅ができる本当の理由」(都市イノベーション読本 第97話)
http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20130604/1370313084
