Thames Landscape Strategy

夏。昨日の「都市マネジメント」でも、人々にとっての<宝物>として、川にまつわる、こと、もの、人、経験、風景などがしばしばあげられるとの指摘がありました。

Thames Landscape Strategyは、2004年にテムズ川に関連する9つの主体により立案されたランドスケープ戦略です(資料1)。
ロンドンのなかでも、テムズに沿って最も美しい風景をもつと思われるリッチモンド区の区間で戦略をたて、123のプロジェクト(アクセス路に夜間照明をつけたり、雑草を刈って対岸から対象物を見えやすくする、といった、あまり金のかからないシンプルなものも多く含まれる)により2004〜2007年度にわたり事業化されて、テムズらしい風景が強化されました(資料2)。

2012年には、地球温暖化などの新たなテーマを取り入れて戦略は改訂され現在に至っています(資料3)。

(資料1)下記URLのトップの「Who We Are」の上から4番目が戦略書。
http://thames-landscape-strategy.org.uk/
(資料2)下記URLがプロジェクト全体のアーカイブになっています。
http://www.londons-arcadia.org.uk/
(資料3)⇒(資料1)と同じ「Who We Are」の上から5番目。