スバールバル諸島

地球上で一定以上の定住人口がある最北の諸島スバールバル。中心地は人口2000人のロングイェールビーン。地球儀でみると、北極点にかなり近いことがわかります。数年前より、「地球最北の街で人々はどうやって暮らしているのか?」「そもそもそんな寒く不便なところになぜ住む必要があるのか?」「そんなところに住むなんて、よほどのことがあるにちがいない」、などと興味をもっていたところです。
昨日の日経新聞1面に出ていた「スバー ルバル国際種子保管庫」はまさにその「よほどのこと」の1つ。このプロジェクトは、本ブログのテーマである「地域が連携し「住みたい都市」をプロデュースする」の究極の姿といえなくもないです。3.11を目の当たりにしたO大学のS教授が、それまで預けていた筑波のジーンバンクだけでは危険と判断。575種の大麦の種を携えて「永久凍土の地」を踏んだという内容。
ほかにどんな「よほどのこと」がこの地に詰まっているのか、1つ1つ見てみたい気がします。"地球最北の"スバールバル大学センターもあり、学生350人、教員160名(常勤はうち40名)が在籍しているとか。

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http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20120403/1333416322