ツールド妻有(つまり)

昨年夏。越後妻有の中心地の1つ松代(まつだい)の「農舞台」に朝早く着くと、なにやらイベントの準備中。
車で人がやってきては何かを持ってくるので気になり、バンでやってきた方に聞いてみると、その日は「ツールド妻有」。ここは休憩スポット。一瞬、あのツールドフランスを思いだしたり日本でもツールドジャパンがあったなと思いつつ、「有名選手、来るんですか?」と聞いてしまいました。「そういうような選手はいないんだけどね、、、」
これはいかんとあたりをよく観察してみると、田んぼの一角にカッコ良くデザインされたコース案内。情報を検索するなどして、このツールド妻有の生い立ちやユニークさ、越後妻有トリエンナーレとの関係、地域の人々の参加と新たな交流、新しい地域活性化の可能性、地域の景色そのものの新しい楽しみ方などがじわじわとわかってきました。
待つこと1時間。稲穂の中にヘルメット姿の1番のライダーがあらわれました。この地で行われている取り組みの意味を、じわりと感じる一瞬でした。