阪神・淡路大震災の復興をめぐる集中討議と神戸宣言(1996)

住総研(一般財団法人住総研)が過去40年間の「住総研研究論文集」収録論文PDFを公開したとの報を受け、これだけはやっておかねばと思い、1996年度に研究助成をいただいて行った「阪神・淡路大震災の復興をめぐる集中討議と提案−まちづくりとすまいづくりの連携をめざして」にリンクさせていただきます。
2泊3日で被災地神戸においてワークショップを開催させていただき、復興に携わる地元の実務家・研究者と、全国から集まった研究者・学生らが集中的に討議を行い、「神戸宣言」として、「部分を重視しその集合としての全体を調整するボトムアップ型の復興を支えるシステム」を10項目のポイントにまとめ提案したものです。
当時30代だった研究者仲間は50代となり、各方面で活躍中です。当時一緒に活動してくれた20代頭くらいの院生・学生は40代に入る頃で、ちょうど1世代入れ替わった感じです。当時50代だった(であろう)先輩たちからは、さまざまなことを教えられました。
提案のなかには実現したりそうした方向に向かっているものもありますが、まだまだ解けていない大きな課題も山積しています。この記録は、18年間の「差」を確認することにも役立つかもしれません。

(研究論文アーカイブのページ)
http://www.jusoken.or.jp/paper_archive.html#anc1997
(1997年度『研究年報』No.9609へのリンク)
http://www.jusoken.or.jp/pdf_paper/1997/9609-0.pdf