ホイアンからダナンへ

2つ前の記事で堺を取り上げたばかりですが、偶然に、ホイアン(ベトナム)に来る機会を得ました。日本人商人たちの活躍の跡も少し残っていますが、徳川時代になると日本は鎖国政策で船は通わなくなり、その面影は薄れていきます。また、堺と同様、ホイアンの港も船の大型化に対応できず、近くのダナンに対外貿易の中心が移っていきます。けれどもホイアンのかつての国際貿易港としての街の姿は堺とは異なり保存されており、1999年に世界遺産に登録されました。
ダナンは南北に長いベトナムのちょうどまん中あたりにあり、インドシナを横切る回廊が東の海に出る結節点として近年急速に発展中。皆口をそろえて「住みやすくよいところだ」といいます。
ダナンからホイアンにかけてのエリアはリゾート施設や住宅開発などがさかんに行われています。今の100万のダナンの人口が将来300万になるとき、他の都市地域にはあまりない、ワークライフバランスが独特の、国際的にも注目されるユニークで魅力的な都市地域に進化する姿が目に浮かびます。