街中の外国人

GW入りした週末。なぜか電車に乗っている、街を歩いている、店で買い物している外国人が(かなり)多いのでは、、と。調べてみると、、
2013年の1125万人というのは東日本大震災後の落ち込みがなければ自然に到達したトレンドと考えられるものの、2014年は1415万人とかなり増加。ここまではよく言われているのですが、2015年も物凄い勢いで増えています。
2013、2014、2015の順にみると、
1月。76万人、103万人、132万人。
2月。80万人、96万人、143万人。
3月。94万人、112万人、161万人。
2015年の統計がとれる1〜3月だけこの1年間の伸び率をとり2014年の数字にそれを掛けると、2015年は1980万人と出ます。シンガポールについて「海外からの観光客は少し前に1000万人を超え、今は1500万とも。30兆円のGDPのうち観光は2兆弱」と昨年8月に書いたばかりですが、このような大きな変化は他国のことだけではなさそうです。
試しに同じ伸び率40%をオリンピック年の2020年まで掛け続けると1億人。これはなさそうなので20%を掛けていくと2020年には5000万人。他国の状況が変わらないとすると、2013年には27位だった外国人入国数が2015年に(1980万人とすると)16位、2020年にはイタリアと同程度となり5位です。
円安効果などたまたまこの間あった要因がなくなるかもしれず、ここで計算しているのはあくまでシミュレーションですが、たとえば5000万人になった場合、ホテルはどれくらい足りなくなるのでしょうか。飛行機は便がとれるのでしょうか。言葉は追いつくのでしょうか、、
などと都市イノベーションを考えていくのもなかなかおもしろそうです。
なお、国別、目的別、空港別の数字も公開されているので、地方創生を考える際などにもデータは活用できるかもしれません。