記事:私鉄の「脱・小林一三」戦略(日本経済新聞)

今朝の日経で標記記事が目にとまりました。一三(いちぞう)モデルとは、「オフィス街にターミナル駅と百貨店、郊外に娯楽施設を配し、その間に住宅地を造成」(本記事の表現)する私鉄経営モデルです。
その「脱」戦略とは、、、これはかなりの都市イノベーション課題です。
そういえば4月に研究室にきた4年生のK君は「街のシンボルであった」宝塚ファミリーランドが小学生のときに閉園してそれなりの地元化した施設になったのだが、それでよかったのか、というようなことを言っていました。その際、「遊園地」というのは、今、何になっているのかねぇ、、USJTDLのようなものに置き換わってしまったのかなぁ、、それだけというのもさみしいねぇ、、などと議論したことを思い出しました。
本日の日経記事では、私鉄のT社、O社、K社の事例をごく短く紹介しているのですが、5年前に研究室でこれに関連したざっくりした研究を行ったことを思い出しました。下記のものです。
http://www.cpij.or.jp/com/ac/reports/8-4_213.pdf
(「大手民間鉄道事業者による沿線価値向上に向けた取り組みに関する研究」『都市計画報告集』No8、213-216)