(映画)「サグラダファミリア」

「永遠に続く」と思っていたサグラダファミリアの建設は、技術の進歩等により2026年には完了してしまうと聞いてガッカリ、というのが正直な気持ちですが、サグラダファミリアの映画が公開されると知り、さっそくEシネマへ。なかなかの感動作です。
「感動」というと少し異なるかもしれませんが、設計者が没してもなおその意思を引き継ぎ建て続けられる建築、内戦や2度の大戦を乗り越えてつくられる建築、そこに携わる誰もが誇りをもち我が人生を捧げるサグラダファミリアという建築やその建設プロセスのもつ意味が、ジワジワと伝わってきます。
そのような建築を擁するバルセロナという都市を、とてもうらやましく思います。
バルセロナの都市計画を扱った『バルセロナ』(中公新書2017、岡部明子著、2010)と合わせて、建築や都市のイノベーションとはなにかについて考えるヒントになりそうです。