木密地域不燃化10年プロジェクト(その6)

9月に木密地域のあり方について話す機会ができ、最近の動向や文脈の変化、オリンピック後も含めた将来ビジョンや新たな課題などを考えようと、さっそく先週末、まずは、これまで歩いたことがなかった台東区N地区と江東区K地区へ行ってきました。今回のテーマは、建物1棟1棟の耐震性能や防火性能をきちんと見て、それらが首都直下地震でどのような被害を受けるかについて、建物1棟1棟の様子と、集団としての路地や街区がどのようになってしまうかについて想像するとともに、避難ができそうかどうかについてもある程度イメージすることでした。
特に、現在建て替えられている物件がどのような性能をもった建物か、それに対して都市計画規制などがどのように作用しているか、それは適切かそうでないか、もしそうでないとすると、何が課題でどうすれば「適切」といえるようになるかについて、いくつかのオプションを考えられるようにしてみたい、という観点です。

東京都の「木密地域不燃化10年プロジェクト」は続いていて(資料1)、昨年末には以下の動画(資料2)も都市整備局により公開されていました。「建物1棟1棟の耐震性能や防火性能をきちんと見て、それらが首都直下地震でどのような被害を受けるかについて、建物1棟1棟の様子と、集団としての路地や街区がどのようになってしまうかについて想像するとともに、避難ができそうかどうかについてもある程度イメージする」ための補助手段として一定程度有効だと思います。


[資料1]
・東京都「木密地域不燃化10年プロジェクト」
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bosai/mokumitu/

[資料2]
・「首都被災〜木密地域に潜む災害リスク〜」(東京都都市整備局)
https://www.youtube.com/watch?v=Pd6J9cpead8

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