『イノベーションはなぜ途絶えたか』

あさって12月10日が発行日となっている、ちくま新書1222。著者は山口栄一(京都大学大学院思修館教授)。
昨晩、駅の本屋で「イノベーション」という文字が目に入り、気がつくと読み終わっていました(注:一応立ち読みではなく購入しております)。
一冊の本だけで社会が変わるわけではありませんが、「科学立国日本の危機」という副題に示された著者の思いが伝わってくる重要な書です。
解説はしませんが、p109の図にすべては集約されます。また、「都市イノベーション開墾」的視点からみると、「都市イノベーション」に関係する知はこの図書で中心的に扱っている狭義の「(自然)科学」というより(一見)雑多な広い領域とはいえ、p109の図における地面の下を耕すことが重要という点では同じです。まだまだ開墾作業は足りませんが、この記事で既に83話となりました。