『都市計画学 変化に対応するプランニング』

自著ではないので「自己紹介」ではありませんが、新しい都市計画学の教科書が出たので紹介させていただきます。学芸出版社2018.9.25刊。著者は中島直人ら7名。
『都市計画学 変化に対応するプランニング』。9章には「職能論」がついていたり、10章は「ブックガイド」がビジュアルについているなど、楽しい内容です。内容は都市工学(都市計画コース)の分野別を基本としますがオムニバスに陥らないよう構成が明確になっており、教科書的でありながら読み物風(学問分野の基本的考え方が文章で書かれている)になっています。『これからの日本に都市計画は必要ですか?』(⇒関連記事)の問いに答えるように、「2010年代になって都市工で教鞭を取るようになった中堅の教員」(まえがき、p3)によって編まれた都市計画学の書。「10年後にはもっとまともな切り口の「都市計画学」ができると良いが、そのような学問の発展の足がかりとして」(まえがき、p4)世に出すと書かれています。
明日からはじまる2年生の授業でさっそく紹介しますね。

[関連記事]
・『これからの日本に都市計画は必要ですか?』
http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20150921/1442847050