地域が連携し「住みたい都市」をプロデュースする

横浜で都市計画学会全国大会開催(11月8,9,10日)

『都市計画法制定100周年記念論集』

6月19日の記念式典の際、先行配布されていた標記の論集が、都市計画協会から7月16日より購入できるようになりました。

都市計画協会のHPで「目次」が閲覧できますが、実は、「目次」の前の巻頭論文「都市計画にできること、できないこと」(都市計画協会会長  竹歳誠著)が、都市計画というものが成り立つ実際的状況について論じており、迫力がありました。

そういう意味で、この論集の面白さを一言でいうと、まだなかった都市計画(法)をなぜ、どうやって導入し、どのような紆余曲折をもって今日まで100年間やってきたかについて、立法や法運営に携わる立場から、普段は言えないことも、大局観のもとにリレー方式で骨太に振り返り、次の時代を展望する際の「土台」のようなものを提供していることです。

 

竹歳論文に刺激されて、まずは旧法[1919]導入(宇野論文)→新法[1968]導(松本論文)→これから(栗田論文)と読むと、日本の都市化の激しさとそれに対処しないわけにはいかなかった切実な「都市計画」の使命、だからこそ国民的課題として法律ができ(旧法)大きく改正された(新法)ことが理解できます。そういう意味で、今、そのような原動力はあるのか。あるとするとそれはどういうものか。それは国民的課題・関心をどれだけ反映したものといえるか。

 

11月に横浜で開催される都市計画学会でも「100周年」議論が予定されていますが、この論集は今は亡き先人たちの立ち向かった日本の都市・都市化の状況や国会審議なども含め、当事者視点で語られたたいへん貴重な「証言集」です。

 


[参考]【研究ノート】新しい都市計画システム

https://tkmzoo.hatenadiary.org/entry/20150424/1429839716