シンガポール市街地サーキット

今朝の日経新聞の前の方に、「歴史的建築 高級ホテルに」「「非日常」で付加価値」との見出しで、ミャンマー、カンボジア、マレーシア、シンガポールの事例が。記事の出だしは、シンガポールのラッフルズホテルが先月、約2年の修復を経て営業を再開したという話です。

 

そこで思い出したのが、明日からはじまるシンガポールF1グランプリ。市街地コースは他にも5月のモンテカルロ(モナコ)などがありますが、シンガポールは夜間開催のため、光を使った多彩な演出など、見所満載です。ラッフルズホテルは、1ブロック手前で曲がる設定なのでホテルからの観戦は難しいと思われますが、先のほうでヘアピンになっている角の、ライトアップされ美しいフラートンホテルは映像にも入ってくると思います。

 

「都市イノベーション・next」的に注目したいのは「道」の可能性。都心部では道路が占める面積が30%以上にもなります。銀座の歩行者天国も、京都の祇園祭も、普段は自動車に占拠されている道路の転用。F1は自動車が走るではないかと叱られそうですが、「「非日常」で付加価値」にはなっています!

 

数年前。観光にシフトしすぎて「品格」に首をかしげたラッフルズホテル。修復によってどうなったか見てみたいです。都市計画的にもまだまだ進化しそうなアジアの都市。これからが楽しみです。