『ニュータイプの時代』(VUCA時代の社会ビジョン)

ダイヤモンド社2019.7.3刊。著者は山口周。タイトルからは内容はわからず、副題の「新時代を生き抜く24の思考・行動様式」ではもっとわからないので、読んでみたうえでのmy副題を、()内につけました。

「VUCA時代の社会ビジョン」です。UCLAではなく、VUCA。何、これ?

 

「ブカ」あるいは「ブーカ」と読むのだそうですが、重要なのは頭文字をとった1つ1つの単語の意味。

この10月より(今年も)はじまった『地域創造論』でテーマとしている「2010年代から2020年代に向かって」を考える際のキーワードにもなりそうです。(これから25年以上使える)新しい都市計画制度やマスタープランのあり方を考えるうえでの切り口でもあります。「都市イノベーション・next」に加えます。

 

[追記2019.10.19]この書を読むきっかけとなったのは日経新聞2019.10.10の「創論」欄です。右半分に『ニュータイプの時代』の山口氏が、左半分に『ティール組織』のラルー氏が紹介されています。『ニュータイプの時代』の論調はともかくとして現代社会(都市計画)を考える切り口がよく整理されています。日経「創論」のタイトルは「近未来の組織とは」となっていますが、組織論にとどまらないビジョンを語っていると思います。もう一つの『ティール組織』も取り上げるべきと判断できたら、取り上げ方も考えて書き綴ります。