2020.3.14JRダイヤ改正と常磐線復旧と復興

2020年。2020年代のスタートです。

まだ正式な発表になっていないようですが、2020314JRダイヤ改正に合わせて、常磐線浪江‐富岡間約21キロが復旧見込みです。この区間には北から双葉駅(双葉町)、大野駅(大熊町)、夜ノ森駅(富岡町)3駅があり、双葉駅は周辺の一部区域と合わせて34日午前0時に避難指示を解除。大野駅は周辺の一部区域と合わせて35日午前0時に解除、夜ノ森駅は周辺の一部区域と合わせて310日午前6時に解除。その後314日に品川‐仙台間の常磐線が全通することになる見込みです。326日にはオリンピックの聖火リレーが楢葉町にあるJビレッジをスタート。

9年がかりでようやくここまできました。

とはいえ、3駅周辺の「一部区域」はあくまで一部区域。まだ復興の入り口に立ったところです。

 

ちょうど今朝の日経社会面では「阪神大震災25年」を1週間後に控えた特集記事。首都直下地震の想定被害では死者23000人、南海トラフ地震では死者32万人という数字がおそろしいです。東日本では昨年の台風による水害の恐怖からつかの間のお休みをいただいている感じです。再生エネルギーの普及もそう簡単には進まず、火力発電(液化天然ガスだけでなく石炭もたくさん使っている)に日本はかなりの電力を依存している状態。ちょうど昨日も東京某区の「低炭素まちづくり計画」の改訂に向けた準備の議論をしたところです。

 

さまざまなテクノロジーが急速に進化しそうな2020年代ですが、それを凌ぐような災害リスクに晒されそうな2020年代のはじまりです。

 

 [参考]
【統合ファイル】東日本大震災復興

https://tkmzoo.hatenadiary.org/entry/20120305/1330943180