海のゲートウェイ : 新竹芝-新浜松町

2020年3月14日に開業した「高輪ゲートウェイ駅」が、駅そのものの見物でにぎわっています。かくいう私も、もう3度も行きました。「駅」というものの可能性を開拓する、何度でも行きたくなる「場所」「居場所」「空間」「視点場」「交流拠点」「作品」です。降りてもまだ何もないのに。

 

さて、本日は、次に注目している場所の話です。分散している情報をあえて束ねて「海のゲートウェイ:新竹芝-新浜松町」としました。

 

横浜と異なり、東京には「港町」と確かにいえる場所がありませんでした。海は大きく埋め立てられ、工場が建ち並び、「ウォーターフロント」はごくわずかです。関東大震災のあとガレキでつくられた横浜の山下公園に近いものとして、竹芝桟橋などがあげられるかもしれませんが、船はその後大型化・コンテナ化していきます。1990年代のバブル期に「ウォーターフロント開発」がブームとなり竹芝も再開発されましたが、街と海との間に高速道路がたちはだかり、「ウォーターフロント」は街とは疎遠な、わざわざ行かない場所に。

 

この春、「東京ポートシティ竹芝」と「ウォーターズ竹芝」がオープンします。それぞれに特徴のある、都市的・都市計画的に意義深い「next」を感じますが、まだとっかかりにすぎません。いくつもの計画が進行中です。けれども、それらを1つ1つ見ても、全体イメージは湧いてきません。そこであえてつけたのが、「海のゲートウェイ:新竹芝-新浜松町」。

「品川フィールド」と同様に、これからウォッチしていきます。