『人新生の資本論』

人新生=ひとしんせい、と読む。

『未来への分岐点』のインタビュアー兼編者の斎藤幸平氏が自らの考えを平易に述べた新書。集英社新書1035、2020.9.22発行。主張そのものは読んでいただくとして、興味の湧く手がかりを3つ。

第一。MEGAプロジェクト。マルクスの業績を幅広く編集し「最終的には100巻を超える」ことになるらしい動きがあると。なかでもマルクスが大英図書館で抜き書きするなどして書かれた「研究ノート」も整理して公刊されるという部分。人間マルクスがロンドンで何を考えていたかを、当時の都市の状況や都市問題の発現形態、人間の生きざまと生活をどうとらえていたかなどとともに知りたいです。

第二。トマ・ピケティが2019年に書いた『資本とイデオロギー』。まだ訳書は出ていないようです。

第三。「フィアレス・シティ」という都市運動。これが最も直接「都市イノベーション・next」的です。すぐにA社に同名の図書(英語)を注文しました。

 

タイトルがわかりにくいので、おせっかいながら「内容はこうでした」というのを書くとすると、、、

『資本論の新次元 : ネオコミュニズムが地球を救う』