Neighbourhood Planningが4月6日に施行されました

どうなるのかと心配されたNeighbourhood Planningが4月6日に施行されました。
(規則)http://www.legislation.gov.uk/uksi/2012/637/pdfs/uksi_20120637_en.pdf

その後約1ヶ月間にいくつかの申請の動きがあったとPlanning5月4日号が報じています。Neighbourhood Planningには、1)townまたはparish評議会(councils)によるもの、2)近隣フォーラムによるもの、の2タイプがあり、1)で4件の、2)で3件の実名があげられています。うち、話題性の大きいロンドンのキングスクロス駅周辺地区での動き(タイプ2))が大きく取り上げられています。また、別のページでは、BIDとなっているロンドンのウエストエンド地区において、事業者が主体となるNeighbourhood Planningを使うべきかどうか専門家に依頼し調査中であると報じているほか、「フロントランナー」となっていた自治体(⇒前回2/3の記事へ)でのその後の様子が紹介されています。
なお、Neighbourhood Planningには、a)neighbourhood development planを使う場合、b)neighbourhood development orderまたはcommunity right to build orderを使う場合の2つのツールが用意されており、規則でそれぞれの手続きを定めています。

こうしてみると、制度構成がかなり「横浜市地域まちづくり推進条例」に似ています。規則の2条が「Review」となっていて5年毎に規則の成果を評価しなければならない、としている点も似ています(横浜市地域まちづくり推進条例では2年毎)。そのような視点ももちながら、Neighbourhood Planningの動向に注目していきたいと思います。
[9/12追記:横浜市地域まちづくり推進条例に関する調査研究報告書ができました。以下の記事へ。
http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20120911/1347333669]