Vision 2034 Tokyo [2024.12.2更新]

このところ東京では多くのプロジェクトが進行中ですが、これらはおよそ2030年代の中頃までに完了します。このページでは、今、具体的に動いている諸事業が完成したときにどのようになっているか、なってほしいか、それを逆算したときどのようなビジョンをもってそれらに関わるべきかを考える材料にしたいと思います。
「Vision 2034」では抽象的すぎ、「Tokyo Vision 2034」では「東京」が強調されすぎと考え「Vision 2034 Tokyo」としました。また、「2035」では2040にも近いため、むしろ「今始めていることがそう遠くはなく実現する」という意味を出すため「2034」としました。
ちらばっている要素の間につながりをつけることで、「結局何をテーマ(ビジョン)としているのか」を浮かび上がらせ明確にすることが目的です。「つながりをつける」ためにはさまざまなプロジェクトが進んだあとの空間的・視覚的・歴史的・文化的なつながりが大切です。そこで「Urban Walk」により「丘の辺」「海の辺」などを歩き、自然や歴史・文化が織り成すTokyoの街を考えることにしました。

さらに、都心部ばかりでなく、都心周辺を「複合創造市街地」として「Vision 2034」を構想することにしました。また最後に、「最後のフロンティア」中央防波堤最終処分場を付け加えました。


目次 

🔲 Urban Walk
🔲 Urban Projects
🔲 Urban Places
🔲 New Urban Area 

 

歩き始める前に
『東京復興ならず 文化首都構想の挫折と戦後日本』

 

🔲 Urban Walk [⇒Urban Walk Map]

歴史や文化を継承・創造し自然と共生するVisionを考えるため、「海の辺の道」「丘の辺の道」を歩きます。
(海の辺の道) 浜離宮から天王洲まで
(丘の辺の道) 愛宕山から御殿山まで

さらに将来都市構造を自然的・生態的観点から読み直すことも意図して、2つの Urban Walk を加えました。部分からはじめ、次第につながりをつけていきます。
(尾根を下る) 新宿御苑から竹芝まで
(川辺を遡る) 竹芝から渋谷原宿まで

 

🔲 Urban Projects

⊡ Gateways 空海陸とつながる

■空のゲートウェイ
ドバイ開墾(1) : 世界の要 世界から見た羽田空港の再国際化
東京圏における今後の都市鉄道のあり方 2030年頃をめざす答申は羽田重視
羽田空港アクセス線と羽田空港第五滑走路
羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会
  ・都心旋回 (都心上空を通る新経路を「見える化」)

■海のゲートウェイ
『市区改正と品海築港計画』 東京築港苦難史
『築地居留地』:「東京開市」と「日本開国」
海のゲートウェイ : 新竹芝―新浜松町
竹芝桟橋(東京港) v 大さん橋(横浜港)
通勤実験
海の玄関
希望の橋
葛西航路
『旧芝離宮庭園』×『旧芝離宮庭園整備計画』(陸のゲートウェイにも関連)

■陸のゲートウェイ
「品川フィールド」の10年~折り返し地点に立って
リニア新幹線開業に伴う「60分圏人口」
  ・Vision 2034 新幹線
  ・「Vision 2034 新横浜」のために
品川フィールド 「品川フィールド」検索  (参考 : 港区HP)
  ・品川フィールド Urban Parks and Gardens
 1)旧車両基地区画整理事業(とビル建設事業)
  ・『港区低炭素まちづくり計画』とC40
  ・高輪築堤 
  ・文化創造棟 ⇒urban venue欄 
 2)泉岳寺駅改造事業(関連する再開発事業)
 3)山手線新駅開発事業
  ・駅の居間 「駅」空間は変わる
 4)環状4号線事業化(および品川駅北口広場設置)
  ・環状4号線「港南区間」の先行供用開始とネット形成
 5)リニア新幹線品川駅工事
  (参考) 南アルプストンネル
 6)京浜急行連続立体化事業(特に品川駅部分平面化事業)
  ・手順重要 2029年度末までのプロセス
 7)品川駅前国道(放射19号線)拡幅事業および国道上デッキ化事業
 8)品川駅西口一帯再生計画 大規模都市型庭園緑地
 9)地下鉄南北線の品川駅乗り入れ事業
  10)「芝浦水再生センター地区」再生事業
  ・品川シーズンテラス
  11) 品川駅街区開発事業

🔲 Urban Places 場所の意味が進化する

■Urban Parks and Gardens
日比谷通り(市区改正)と芝公園
❝芝公園❞
継承進化 日比谷公園はどのように誕生したか
日比谷公園 日比谷公園の見え方が変わる
日比谷公園2033
・Tokyo Sky Corridor 銀座のKK線を遊歩道化 (その1) (その2)
立体緑地 都心部にジワジワ伸びるネットワーク
・明治神宮 渋谷川を「水源」まで遡る
神宮外苑
  共有遺産
新宿御苑
植物宝庫 小石川植物園

緑力百% 赤坂御用地を草月会館カフェから眺める
・庭園美術館 1925 庭園楽団
・天王洲 ボードウォーク (1) (2) 水上楽団

■Urban Venues
劇場都市
❝高輪ゲートウェイシティ❞文化創造棟
ラ・フォル・ジュルネ (主にブランデンブルク門広場の第 九の話)
Edinburgh Festival Fringe

■Urban Villages
eBook『Urban Village 20の実践事例とモデル提案 』
新大久保が大変貌

■Repeat Destinations
『銀座・資本論 21世紀の幸福な「商売」とはなにか?』
「車に次ぐ産業に」なった訪日消費について(その2)
「London」とはどういうところか

■Urban Tissue
・昼夜間人口比と新型コロナ (1) (2)

 

🔲 New Urban Area :「都心周辺複合創造市街地」を構想する

これまで「木造密集市街地」と呼ばれてきた、都心を取り巻く立地至便なエリアを、都市Tokyoにとっての重要なエリアであるととらえ、2034年のビジョンを考えます。

「都心周辺複合創造市街地」のビジョンを考えます

首都直下地震等による東京の被害想定から考える3つのこと
難燃難壊(都市探訪218)

「本町地区防災都市づくりグランドデザイン」
「本町地区防災都市グランドデザイン」(渋谷区)の2回目の報告会の話

 

🔲最後のフロンティア
中央防波堤最終処分場