災害に備える
「Vision 2034 Tokyo」の柱の1つUrban Walkの新テーマ「尾根を下る」「川辺を遡る」で、「川辺を遡る」のほうは少し手がかりが見えてきた感じがしているのに対して、「尾根を下る」のほうはどうしても説得力ある切り口のようなものが見えてきません。 そこで…
200t・糸魚川大火復興拠点地下に防火水槽設置 🔖検索 「防火」
市姫参道・輪島発展の守り神に向かう(小さく見える) 🔖検索 「市場 復興」
首都直下地震による大きな建物倒壊被害が想定される中、輪島のまちを歩きました。途中、七尾を過ぎるあたりから被害が目に見えるようになり、輪島に入ると広い範囲で倒壊家屋がそのままになっています。今回は「木造密集」との関係を特に注意しながら歩きま…
1976年に酒田の大火があったあと、阪神・淡路大震災を除くと、数年前に糸魚川大火(正式には「大規模火災」)があり約4万平米を焼失しました。今回の大火はそれを上回る規模です。首都直下地震でも市街地大火が危惧されることもあり、今回の大火の原因と意味を…
今回の地震で液状化の被害が大きかった内灘町を線状におよそ2キロメートル歩きました。 応急危険度判定の貼り紙も参考に、その様子を言葉にします。2ヶ月後の様子なので、既に復旧の手がいくらか入った段階と思われます。(写真やデータは報道等で) 第一。液…
白妙富士・新幹線三島駅より。宝永噴火(1707)跡がくっきり見える。 🔖検索 「三島」「富士山」「宝永」
新しいUrban Walkを本日スタートします。「Vision 2034 Tokyo」の最初の部分を構成します。1つ前の「 (尾根を下る)新宿御苑から竹芝まで」とペアになります。Urban Walkの目的・目標は(尾根を下る)と同じですが、目撃することになる対象の「見方」が対になり…
新しいUrban Walkを本日スタートします。 「Vision 2034 Tokyo」の最初の部分を構成します。 Tokyoは、武蔵野台地の突端に江戸城が開発・建設され、甲州街道-新宿御苑(北)-半蔵門を結ぶ尾根が都市の「背骨」のようになって、そこから「小骨」がクラスター…
元日に発生した能登半島地震。まだ地震の正確な内容や被害状況がよくわかっていませんが、昨年2023.10.20に行われた「街みちネット」主催のシンポジウムにおいて、首都直下地震による建物倒壊危険の大きさにつき話していました(「首都直下地震等による東京の…
明けましておめでとうございます。本年も一年間、どうぞよろしくお願いします。 2024年の第一話は、今、都市が向かいつつある新しい方向について。 「日経サイエンス」の2024年2月号の書評欄(正確にはサイエンスライター「森山和道の読書日記」)にこの本が取…
青山上水・上水終点地点は現在 🔖検索 「上水」
Urban Walk「尾根を下る」&「川辺を遡る」はまだ構想中ですが、「こんなに巨大化した都市も結局、尾根と谷の組み合わせでできていて、都市に降った「水は海に向かって流れる」」(⇒2023.12.16記事)と書いてみて、ふと、この話は「上水道」と「下水道」にも関…
先日の「街みちネット」の会議で、「全国路地サミット2023 in京都」から戻ったK氏から、標記サブタイトルのついた記事が配布されました。森重幸子先生が『京都だより』(京都府建築士会発行)2022.4号に寄稿された記事(バックナンバーはダウンロード可)で、12…
「木造密集市街地」も徐々に防災性能や住環境水準が上がり、そろそろ「これからどのような市街地をめざすの?」という社会ニーズにこたえるべきフェーズに入ってきました。たとえば東京都では『都市づくりのグランドデザイン(2017)』において「木造住宅密集…
本日、『都市計画』365号が送られてきました。「都市空間のアフォーダビリティーを問う」という特集で、「東京のアフォーダブル住宅問題 : 過去・現在・未来」という論考を掲載していただきました。 1990年代初頭のバブル期には東京でも「アフォーダブル住宅…
難燃難壊・木造新世代長屋(墨田区京島の横丁に2023.5登場) 🔖検索 「木造 密集」
「街みちネット」が主催するシンポジウムが2023年10月20日の午後開催されます(=第31回見学・交流会)。(⇒資料1へ) 本年6月に開催された第30回見学・交流会にはオンラインも含め多数の参加があり、近年開園した東池袋の「イケ・サンパーク」も含めた東池袋地区…
本日、北陸新幹線の敦賀延伸が2024.3.16(土)に決まったと発表されました(⇒資料)。 昨年の台風15号による大雨で静岡付近が豪雨のため東海道新幹線がストップし、大混乱に巻き込まれた経験から、2022.9.27の記事で、「「東海道新幹線が止まると国土の枢要部の…
5月10日に発売された『関東大震災がつくった東京 首都直下地震へどう備えるか』(中央公論新社、著者=武村雅之)において、「関東大震災」とおおざっぱにとらえられている大地震の、本震に続く1つ目の余震が実は、現在考えられている「首都直下地震」に近いも…
木密減災・関東大震災より間もなく100年
地震が多いですね。しばらく奥の方にいっていた「J-RISQ地震速報」をスマホトップ画面に出しました。瞬時に揺れの分布と震央が表示されるとともに震度ごと・市区町村ごとに遭遇人口が示されます。 さて、本日は、6月20日(火曜)に、東池袋エリアで開催される…
さきほど手にした『日経アーキテクチュア』2023.4.13号に、「TOKYO強靭化プロジェクト」の話が出ていました。本日取り上げたいのは『日経アーキテクチュア』のp40-41に紹介されている木造建物の新たな耐震化助成の話ですが、少しさかのぼってこのあたりのこ…
さきほど都市計画学会お知らせメールで、標記プロジェクトの紹介および参画の呼びかけに関する情報提供がありました。サイトは以下のように設置されています。https://sites.google.com/view/kanto-earthquake-gis/ 配信されたメールには、以下のような意図…
情報大切・100年後も出し続けられるか?
「街みちネット(密集市街地情報ネットワーク)」というネットワークに加わり活動しています。今週、その運営を企画・実行する「コア会議」があったので、少しその話をします。 HPによれば、「「街みちネット」は、密集市街地での共同建替え、道路拡幅整備など…
新年度(令和3年度)から実施段階に入った「本町地区防災都市グランドデザイン」は、防災性の向上(=ボトムアップ)と地域の魅力向上(=バリューアップ)を同時に達成しようとする計画で、以下の4つの特徴をもつと以前の記事で紹介しました。 「1)拡幅整備路線を位…
2023年になり、「関東大震災から100年」という話を頻繁に耳にするようになりました。先週のとある打ち合わせでも、9月か10月頃にそのようなテーマで小規模なシンポジウムを企画する話になったところです。 このたびのトルコ・シリア地震の最初のM7.8の揺れは…
「Vision 2034 Tokyo」の頁を本日開設します。 このところ東京では多くのプロジェクトが進行中ですが、これらはおよそ2030年代の中頃までに完了します。このページでは、今、具体的に動いている諸事業が完成したときにどのようになっているか、なってほしい…
観光立国の基本要素である「気候」「自然」「文化」「食事」のすべてが潜在力としてあると、日本の魅力を高く評価した『新・観光立国論』(⇒関連記事)。 その「食事」や「食事文化」を、「自然」や「気候」、さらにはその根底にある日本列島そのものの地球物…