アルベルゴ・ディフーゾ (大阪と都市イノベーション(その5))

「市街地創造論」の中で毎回(隔年)とりあげている「オガール紫波(しわ)」に関連して、最初の施設「オガールプラザ」の設計にかかわった松永安光氏が『世界の地方創生』という本を出している(学芸出版社、2017刊)のを知りました。この本の副題が「辺境のスタ…

『Beyond MaaS』

今週の「都市マネジメント」でモネテクノロジーズの取り組みをお聞きする機会があり、「Maas」の概念が大きく覆されました。正確にいうと、「MaaS」が単にさまざまなニーズにこたえてお客様がスムーズに移動できるということだけではビジネスにならず手がけ…

『デジタル国富論』

おとといの読売新聞の書評でこの本のことが紹介されていたので、すぐにA社に注文するとすぐ届きました。速い! 野村総合研究所会長兼所長此本臣吾監修、東洋経済新報社2020.4.9刊。 さて、重要な事項を扱っていると思われる本書ですが、全体のまとまりとして…

「日常」の変化と都市の土地利用の大転換?

昨日、A社に注文しておいたホワイトボードが届いたのでテレビ会議(zoomなど)用に設置すると、ほぼ、「ホームオフィス」が完成しました。午前の博士課程ゼミにもフル活用でき、リアル会議にかなり近づいてきました。この40日間で本当のオフィスには1度しか行…

「発明は必要の母である」(『銃・病原菌・鉄(上)(下)』)

「技術の進歩が速かった大陸と、遅かった大陸があるのはなぜか?」について、科学技術史家はこれまで14の説明をしてきたとし、それを分類しつつ吟味したうえ、「こうした表面的な説明では、究極の疑問に答えることができない」(下p78)と一蹴。それに対して持…

羽沢フィールド(その2)

羽沢横浜国大駅が開業(2019.11.30)してから5か月強。 先日の学生主催イベント(zoom上)で「羽沢で地域活動をするにはどうしたらよいか?」「そもそも何も変わらないように見えるがどうなっているのか?」と問われました。 特に、大学に入学はしたもののようやく…

(大学院向け)「都市マネジメント」が5月13日にスタートします。

すべて遠隔授業となった春学期。 民間の第一線の講師陣による「都市マネジメント」が5月13日にはじまります。 遠隔ならではの特長が活かせるよう、準備も整ってきました。 日程は以下の通り。「都市イノベーション・next」の取り組み例がぎっしり詰まってい…

ポスト・コロナ社会の新ビジョン【2020.5.19更新】

「緊急事態宣言」の扱いにも変化がみられ、「新しい生活様式」のような対症療法も、そのうち忘れられて「日常」が戻ってくるのかもしれません。 けれども2020年2月頃から経験した(している)新型コロナウイルスの経験は、これからの都市を考えるうえで重大な…

都市探訪18 緑の競演

緑の競演・ホテルと公園(手前)と街路樹と(シンガポールPickering)

都市探訪17 水運都市

水運都市・カーフリーはいかに可能か?(ベネチア2017)

都市探訪16 文明転換

文明転換・スペイン化されたインカ帝国首都クスコ

都市探訪15 美麗庭園

美麗庭園・“太平洋の真珠”リマ都心にて(2017)

「デジタル・スイス5」

スイスの美しい景色の中で毎年行われる自転車レース「ツール・ド・スイス」がコロナウイルスの影響で中止になり、その代替措置として考案・企画され、4月下旬に実施・放映されたのが「デジタル・スイス5」。 なぜこれが「都市イノベーション・next」なのか?…

都市探訪14 中世燦然

中世燦然・フィレンツェ2017

都市探訪13 秘境首都

秘境首都・GNH×近代化(ティンプー2015)

都市探訪12 木陰珈琲

木陰珈琲・開発進むアジスアベバ(2016)

Sidewalk Labs(グーグル関連企業)の開発基本計画(トロント市)の行方

コロナウイルス感染者追跡のためのセンサー利用について、賛否両論が渦巻く中、グーグル関連企業Sidewalk Labsが打ち出したトロント市ウォーターフロントでの開発基本計画をめぐる議論がだんだん詰まってきています。 と書くと前からよく知っていたかのよう…

『無形資産が経済を支配する 資本のない資本主義の正体』

本ブログでも一度だけ「無形資産」にまつわる都市イノベーション現象について取り上げたことがあります(⇒関連記事)。「Uber Eats」を例に、無形資産化という現象に伴う労働分配率の低下を直観する、といったことに着目したものです。 本書『無形資産が経済を…

『反脆弱性 不確実な世界を生き延びる唯一の考え方』

4月14日の日経朝刊「Opinion」欄。「技術革新は家でも起きる」との微妙なタイトルとなっているこのコラムの主旨は、最後のパラグラフ「災厄からは巨大産業が生まれることも多い。世界で始まった壮大なテレワーク革命に日本の企業社会も加わり、「家からの技…

5月スタートの地域交流科目(学部向け)について【2020.4.30更新】

コロナウイルスの影響で5月7日スタートとなった春学期はすべて遠隔授業となり、地域交流科目についても準備が続いています。遠隔授業という方法もさることながら、本質的には、フィールドあっての「地域」の学習や研究や実践活動はどのように可能か、という…

隔年開講の「市街地創造論(大学院向け)」が5月12日に開講します

コロナウイルスの影響で、5月7日からと延期された本年度の春学期では、対面式の授業は行わずすべて遠隔授業となります。本授業も例外ではありません。 第1回が、ちょうど1か月後の5月12日(火曜)となります。 本ブログ的には、「都市イノベーション」「住みた…

地域連携にかかわる3冊の報告書が出ました

地域連携推進機構、地域実践教育研究センターから3冊の報告書が昨年度末に出ています。 ・地域実践教育研究センター 2019年度 Annual Report 毎年出ているレポートで、地域実践教育研究センターの1年間の活動の様子がつかめます。 http://www.chiki-ct.ynu.…

「3密」と都市計画

コロナウイルスの蔓延を防止するために「3密」を避けること。これは、都市そのものの特性を(一時的に)否定することでもあります。都市の存在そのものが脅かされている感覚が恐怖感(と同時に悔しさやもどかしさ)を増幅します。 けれども都市に人口が集中し都…

「ブータンの国民総幸福度指標(GNH Indicators)の変遷に関する研究」(GNHと都市計画(その3))

まだ2019年度だった2週間ほど前のこと。ブータンのGNH政策について研究していたY氏が学位を取得して修了されました。標題の研究はその一部をしめるもので、いわゆる「幸福度」を測定するためにどのように指標の開発がなされてきたのかを分析したものです。 …

「SDGs時代の都市計画を考える~グローバルな視点から」:Make cities and human settlements inclusive, safe, resilient and sustainable

地震に洪水、津波にウイルスと、都市は次々に災害に見舞われています。都市計画の要となる都市計画法は日本では1968年に制定されたまま接ぎ木に接ぎ木を重ね、そこにおさまらないものは別の法律をつくって「都市計画関連法」が次々と増え、現在、国会に提出…

「Single-Family Zoningを廃止すべきである」との議論が真正面からはじまりました【米】

在宅勤務でたくさん時間ができ、本日は、今アメリカではじまっている都市計画上の重要な議論に注目します。 「Single-Family Zoningを廃止すべきである」。 本ブログでもこれまでニューアーバニズム関係の動向や、中産階級が没落し格差拡大が深刻な都市問題…

エール:「検証『2050 日本復活』」を2020年に検証する

今週スタートしたNHK朝ドラ「エール」。「あなたの音楽にどれだけ勇気づけられたことか」との長崎の方の言葉に主人公が励まされるシーンに、9月まで続くこのドラマのエッセンスが詰まっていました。(解説:主人公は、1964年オリンピック開会式用に作曲した音…

カオスに立ち向かうために : 『レジリエンス あらゆるシステムの破綻と回復を分けるものは何か』再読

2020年3月31日朝。 やられっぱなしではなく、「撲滅してやる」のような一本調子でもなく、具体的かつ現実的な方法はないだろうか。過去にすがるだけでなく、未来志向で希望のもてる、自分たちの力を最大限活かせるような道筋。 昨日、遠隔ゼミや遠隔授業など…

羽田空港アクセス線と羽田空港第五滑走路

2020年3月31日をもって、京浜急行品川駅下にある「京浜ストア」および「品達(複数のラーメン店等がモールとなっている部分)」が閉店します。「品川フィールド(その3)」で6)番としている「京浜急行連続立体化事業(特に品川駅部分平面化事業)」がスタートする…

都市探訪11 汐入庭園

汐入庭園 : 芝離宮と浜離宮(1904年。浜松町駅地下通路に掲示)