2024.12.20。マンチェスターCAと西ミッドランドCAに次期会計年度から「Integrated Settlement」を導入するとの発表がありました。分野や年度の枠を超えて地域主導で戦略的に資源を使えるこの仕組みは、中央政府と地方との個別のdeal(取引)で縛られていた地方…
イングランドでは以前、広域的・戦略的な都市計画として「Structure Plan」がありましたが、さまざまな問題が指摘され(特にローカルと広域の計画の重複)、廃止された経緯があります。 白書では、現時点で参考になる「Spatial Development Strategy」としてロ…
先週日曜日、横浜でのヒアリングの帰りにT大のM先生がソワソワしているので何事かと尋ねると、夜、『海に眠るダイヤモンド』が最終回だと。一応タイトルは気にしていたドラマですが、長崎の軍艦島が舞台だと聞き、これは見逃せないと、今週、第1話から見始め…
日本でも地方分権が大きく進んだ際、「平成の大合併」が行われて、権限を受け止め効果的に行使できる地域主体の再編が進みました。今回の『イングランド分権白書』では地方政府自体の再編も視野に入れつつ、まずは広域行政を担う「Strategic Authority」をイ…
12月16日に出たばかりの『イングランド分権白書』ですが、たくさん出てくる概念や用語が複雑なためすぐには理解できません。けれども何度も行ったり来たりするうち、そのツボのようなものが見えてきたので、3回に分けて読み解きます。 (その1): 地域からパワ…
さきほど(2024.12.16現地時間13時半頃)、「English Devolution White Paper」がアップされました。ここでは「イングランド分権白書」と訳します。(⇒資料) 中央と地方との関係を根本的につくり変える包括的な内容であるため、白書全体が重要な内容となってい…
NPPFが2024.12.12に改定されたのを受け、翌日の12月13日に、「12週間以内(2025.3.12まで)にLDFを提出するように」と、各自治体の都市計画長(chief planning officer)に通知がありました(⇒[資料]のp5)。これに合わせ、2025.3.12から計画策定に新基準が適用さ…
106の質問を設けて9月24日まで協議を行っていたイギリス都市計画の政策フレーム(NPPF)ですが、その結果が12月12日に発表されました。新しいNPPFです(⇒資料1)。労働党政権が具体的に都市計画の改革に着手する第一歩ととらえます*。「新しい」といってもこれま…
葛飾柴又・重要文化的景観は2024.10現在73件 [他の重要文化的景観] 姨捨棚田
今週末に最終回となる『光る君へ』は、少々広くみて950~1050年頃の京という都市の貴族生活などが描かれていて、京都に行くたびにその頃の様子を重ね想像しようとした1年でした。先々週・先週は「刀伊の入寇(1019)」が描かれ、武家の台頭を予感させました。…
築堤見学・高輪築堤5,6街区の現場(2024.12/8~9) [関連記事]・高輪築堤 🔖検索 「品川フィールド」
ロンドンOxford Streetに建つ歴史的建造物の再開発計画許可が大臣のcall-inにより却下されたことに、開発当事者であるM&Sが不服を高等法院に申し立て、大臣の判断は誤りと判断された(2024.3.1)この案件の「その後」です。 「ほぼ全面的に大臣の誤りを認める…
これだけは是非みにいこうと先日、平日に「はにわ展」に行ってみると長蛇の列。60分はかかると言われ、本日(←平日)、時間をずらして行ってきました。3C~6Cの日本の都市・地域社会や「日本」というまとまりのある文化を全身で感じる機会となりました。会場に…
はにわ展・3C~6Cの日本に出合う [関連記事]・古代都市地域構造の変遷(3C~6C)素描~姉妹ストーリーの統合 🔖検索 「古墳」
2014年5月の区域指定から10年が経過した「国家戦略特区」。この制度の評価はさまざまですが※、2024年10月16日に開催された「合同会議」の冒頭で、内閣府の井上事務次官は以下のような説明をしています。 「新しく発足した石破内閣においては、地方創生が重要…
『なぜローカル経済から日本は甦るのか』(PHP新書,2014)の冨山和彦氏の新作『ホワイトカラー消滅』(NHK出版新書,2024.10.10)を読みました。前者は「グローバル化」の重要性ばかりが強調されていた時代に、雇用の圧倒的多数はローカルにあることを唱え実践し…
AIの急速な普及により都市の姿や仕事の姿、生活の姿や人々の価値観が大きく転換しはじめました。「近い将来、地球上の電力の15%はこうした「データセンター」がらみのものとなるとの予測もある。番組ではアメリカの例、アイルランドの例などが紹介され、地方…
植物宝庫・牧野富太郎もこの地で研究(小石川植物園)
旧医学校・1876築(小石川植物園内に1969移築)
屋上庭園・朝倉彫塑館(台東区)から下町一望 🔖検索 「屋上庭園」「一望」
ジオの景・人と自然の関係景が渓谷に展開(大糸線小滝駅付近)
能登半島地震から11ヶ月弱。3月には行けなかった珠洲市まで回ることができ※、宝立(ほうりゅう)地区の津波被害の爪痕も目の当たりにしました。現地へのアクセスはいくらかよくなったとはいえ通行不能箇所も多く、宿泊施設はきわめて限られ、半島は大きく、現…
ジオの目・フォッサマグナパーク(糸魚川市)にて
電バ補完・実証実験(2025.3.31までバスで増便)の先にどんな結論が? [関連記事] ・『鉄道会社vs地方自治体 データが突き付ける存続限界』
動物好きの国イギリスに学ぼうと旅する番組(旅人は石田ゆり子。NHK BS「世界熱中ひとり旅」の熱中の1つ)をたまたま観て驚きました。たくさん驚いたので2つだけあげると、1つは「キャッツ・プロテクション」という猫保護団体の猫舎の1つでみかけた「庭付き求…
水際周回・「特定目的鉄道事業」第1号(車窓の眺め) [関連記事] スタジオだより8
海峡新話・「海峡を遊びこなす」(奥は星野リゾート下関(開発中)) [関連記事] スタジオだより8
近代体感・旧JR九州本社ビル(元は三井物産門司支店(1937築)) [関連記事] スタジオだより8
新四重奏・(奥左より)増上寺/六本木ヒルズ/東京タワー/麻布台ヒルズ
(旧)貿易センタービルの解体工事も終わり、いよいよ浜松町駅一帯の再構築の姿が日に日にあらわれるようになってきました。羽田空港からのモノレールが発着するこの場所は、「品川フィールド」とともに内外からの「陸のゲートウェイ」であるのと同時に、「Vis…