自己紹介

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スタジオだより99 歴史にたすきをかける

昨日「飛鳥・藤原の旧都」の世界遺産登録決定が報じられました(※1)。リニア静岡県区間工事がはじまり「奈良まで1時間」の楽しみもひろがります(※2)。もともと難波は「日本」への出入口で京阪奈は一体(※3)。7/15に決定した「桂川ルート」の「新京都駅(←仮にこう呼ぶ)」…

スタジオだより97

イギリス地方選挙で「ノー」を突き付けられ大敗(⇒スタジオだより88)した責任をとってスターマー首相が辞任を表明したあと、バーナム氏が7月17日に労働党党首に、20日に首相に指名されるもようです。『ANDY BURNHAM』(2026, Benjamin Cole Daniel著)でその生…

スタジオだより96

ストップしていた「南アルプストンネル」工事が始まりそうです。現時点での名古屋までの開業想定は「2036年以降」。名古屋から新大阪までは「(2045年から前倒しで(最大))2037年を目標」とされているので、かなり接近してきました。こうなったら同時開業を新…

スタジオだより95

東京方面から江戸川を渡る頃、左手に小高い丘が見えます。その独特な雰囲気はかなり以前から「気になる場所」でした。最近、「武蔵国府」「常陸国府」と回った勢いで、「下総国府」にも行ってみようと、京成国府台駅からダラダラ坂を登り、国府、国分寺跡を訪ねまし…

スタジオだより94

「気になる家」。一昨日、たまたまNHKで放映されているのを目撃しました。「路地裏のホワイトハウス」とも言われるその家は、東京鶯谷駅のすぐ近くにあります。(詳しくは番組を観ていただくとして、)陸奥宗光が外務大臣になる前の1883年頃に建てた洋館で、そ…

スタジオだより93

「帯広に行ってみよう。久しぶりに2万5千分の1地図でも購入しようか」と、具体的な予定も無くネット注文するとすぐに届いたので広げてみて驚きました。図が美しい。というか、図(特に「帯広北部」)が「都市/地域計画」として美しく見える。市街地がとてもコンパク…

スタジオだより92

「飛鳥・藤原の宮都」の世界遺産登録が勧告されました(正式決定は7月)。日本の歴史に沿って並べると(⇒関連記事1)、古代にまた1つ厚みができます。「1番」だった法隆寺から前は、今回が27番目、その前が23番(百舌鳥・古市)、25番(縄文)と、このところかなりの…

スタジオだより91

「この5年間で人口が309.7万人減少した」と、国勢調査(2025)速報結果が報道されています。「2025年の人口」は「2020年の年齢構造」や「2015年の年齢構造」にもとづき既に推計されていた数字に近く、わかっていたことといえばわかっていたこと。個人的には「…

スタジオだより90

静岡パルコが閉店するらしいと聞き、街はどうなってしまうのかと見に行きました。浮月楼のあるパルコの裏道に出たとき、「浮月ビル」という、何やら存在感のあるビルを見つけました(今まで気づかなかった)。1964年が築年なのでまだ「歴史的」というより「近…

スタジオだより89

「東京建築祭2026」がはじまり、以前より入ってみたかったカナダ大使館へ。想像以上の人出で、予約制に変更されていました。すばらしい立地です。というより、その立地の良さを設計/計画により何十倍も「良く」「らしく」活かしています。周囲の公園や赤坂御所や東…

スタジオだより88

「スタジオだより86」でテーマにしたBrexit(2016投票)や2024年の労働党圧勝(下院)の根底にくすぶっていた国民の不満やいらだちが、先週の地方選挙で噴出。本日も混乱の真っ只中です。2024年の結果は保守党に「ノー」を突き付けた結果で、今回は労働党に「ノー」が…

スタジオだより87

神田川や日本橋川を「都市探検」したちょうどその日の日経記事(2026.4.29)ローカル面に、「「水都東京」復活へ外堀浄化」という記事が出ています。「日本橋川へ波及効果も」との小見出しにひっかかり情報元をたどると、2026.3に出た『外堀浄化に向けた実施計画…

神田川を遡る : 冒険/探検/探訪/調査

「ガレオン都市探検クルーズ」を体験し、それが驚きと感動の連続だったので、本ブログ的に少し書き留めます。 このクルーズは大きく、「日本橋川を下る」「隅田川を(少し)遡る」「神田川を遡る」の3要素で構成されます。(出発地があの日本橋のため実際は日本橋川⇒隅…

スタジオだより86

『(映画)オールド・オーク』が4.24にはじまり観てきました。イングランド北部のこの寂れた街にシリア難民がバスでやってくるという2016年頃のお話しで、常連相手にスペースを縮小してなんとかやっていたパブを舞台にさまざまな軋轢が起こるも「慈善(charity)…

スタジオだより85

費用(C)ばかりが上昇し便益(B)はそのままで計算すると、札幌への新幹線延伸事業は「中止すべき水準」とされたと、昨日から大きく報道されています。縮む中での国土計画。難しいです。発表のされ方にもかなり驚きました。このところ何度も後ずさりし直近では「20…

スタジオだより84

MoN高輪の「Box1500」のあるフロア(5階)に上がっていくスロープの窓際のイスに「鉄道林」の焼き印が押してあります(「羽越本線 平木田駅構内」とも)。木の感じがとてもよいので調べてみると、JRとU社(オフィス什器メーカー)が組み開発中の新しい木質材のようだと。…

スタジオだより83

稚内に来ました。2018年に「ロシア極東地域と本道との交流拡大の可能性も見据え、国土を形成し、本道の骨格を構成する幹線交通ネットワークとして、負担等に係るこれまでの地域での協議を踏まえ、維持に向けて更に検討を進める」とされた宗谷本線(旭川~稚内間…

スタジオだより82

「Museum of Narratives(MoN)」がオープンして1週間。この「Narrative」なる用語に込められた意味についてなかなかしっくりくる説明がないので、用語そのものの意味を探っていくと、「AIによる概要」にぴったりくるものがありました。ナラティブは「語り手が意味を…

スタジオだより81

焼失した首里城の復興が進み、正殿はこの秋の落成に向け仕上げ作業が行われています。世界・東アジア情勢の変化を受けて沖縄にも大きな変化があらわれる中、今回、首里城周辺の首里城下町を歩きました。各地にちらばっていた有力者を城下に集め屋敷を構えた…

「💡深掘り」マークについて

記事数が2千を超えてきたのを機に、さきほど、2つ前の記事(東京建築祭2026)の下に「深掘り」マークをつけ、試みに、「進化 建築」が検索できるようにしました。「(しおり)」は特定の単語の検索にとどまりますが、 はなんらかの事項をある観点から「深掘り」しようと…

スタジオだより80

昨日、「2輪」だったため「開花」とならなかった東京。今日は10くらいだろうかと期待していると「61輪」と発表され驚きました。春のエネルギーを感じます。1週間で満開となり1本の樹に「数万」の花をつけるというのもすごい。本ブログで取り上げた桜を並べてみると、…

スタジオだより79

昨年9月、天草で「上田家文書」が発見され、大江にある「天草ロザリオ館」で展示/公開されました。司馬遼太郎の『街道をゆく17』でもとりあげられている1805年の「天草崩れ」の裁定の実態に関しては想像の域にとどまっていたのですが、この「裁定」にかかわった人物…

スタジオだより78

「島原の乱(1637-38)」を“見に”原城跡(2018世界遺産)に。「文字通り領民の体のあぶらをしぼって築いただけに、小藩にしてはまことに規模が大きい」と司馬遼太郎が表現する島原城建設(1618-24)は乱の要因にもなり、「宗教という一向一揆と同じスタイル」(『乱と変の…

スタジオだより77 (品川フィールド41)

「開かずの踏切」であるばかりでなく、線路を斜めに横断するので車体が大きく横揺れしてこわい八ツ山橋踏切。下には多くの鉄道路線があるため、個人的にはどうやってこれを解決するかが「品川フィールド」最大の関心事でした。なかでも予め組み立てておいた橋を「…

スタジオだより76

室町時代から書き継がれている「御渡帳」を徹底的に分析しつつ、諏訪湖の「御神渡りの神秘に迫るドキュメンタリー映画」をつくろうとするクラウドファンディングに注目しています。「all-or-nothing」方式のため目標額に達しなければ不成立です(4月7日まで)。近年「…

スタジオだより75

札幌の近年の都市計画についてH先生から「水族館の入った再開発がある」と聞かされどんなものかと想像すらできなかったことを雪まつりも終わった翌日に思い出し、見に行くことに。その再開発は狸小路入口という好立地にありますが、低層階の街並みをしっかり作…

スタジオだより74

横山町馬喰町や浜町との«縁»がきっかけで、今まで自分の「空白エリア」だった大伝馬、小伝馬、小舟、堀留あたりをうろうろしています。耕書堂の蔦重(←NHK大河)や『長英逃亡』の脱獄過程描写なども現代につながり、インバウンドの影響も受けてジワジワと変わり…

スタジオだより73

「スタジオだより1」で2022年に閉館した神保町の「岩波ホール(映画館)」について触れ残念に思っていたところ、昨年暮れに「神保町に「シネマリス」という映画館がオープンする」ことを知り、さっそく「これぞ」とねらいを定めて行ってきました。「山の上ホテル」から裏…

スタジオだより72 (AIは世界をどう変えるか(その13))

「フィジカルAI」について知ろうと『The Age of Physical AI』(著者はAndrew Stevinsとされる)を読み、GPU(並列計算による画像高速処理)からスタートしたNVidiaが今日まで築いてきた「フィジカルAl」の世界が少しわかるようになりました。今週月曜の某会議で交通…

スタジオだより71

本日、パナソニック汐留美術館ではじまった「美しいユートピア展」。「理想の地を夢みた近代日本の群像」というサブタイトルにも誘われてさっそく行ってきました。ラスキンやモリスからはじまるあたりはいわゆる「近代都市計画の起源」と共有できる部分ですが、そ…