「ちがいを ちからに 変える街。」(都市は進化する52)

このタイトルは、とある自治体の基本構想に掲げられている未来像です。その自治体とはどこでしょう?

その答えは少し下の方に書くとして、なぜこのような書き出しになっているかというと、このところの時代の変わり目の中で、これまでのように「みどり豊かな〇〇」とか、少し新しめの例でいえば「生きる喜びを実感できる」のようなビジョンとはまた別の、もしかすると新しい時代を象徴するビジョンのように思えて、なにか「引っかかり」のようなものを感じているからです。

実際には「感じている」というより既に引っかかってしまっていて、その中で「ちがいを ちからに 変える街。」というビジョンをさまざまな機会を通してこのまちとかかわる中で解釈したり考えたりしている自分を発見します。

 

答えに行く前にもう1つ。

「変化を力に進むまち。」

これはまだ正式なビジョンとなる前段階のもの(今週、審議会より市長に答申されたばかり)で、来春正式に公表される予定の横須賀市基本構想・基本計画の未来像です。フルに書くと、

「変化を力に進むまち。横須賀市」。

「変化を力に」の部分がこれまでにない新しい切り口だと感じています。また、策定は「バックキャスティング」により行われ、小中高校生も市役所の中堅職員も議員も、「2030年にこうありたい」との思いを出し合ってとりまとめられたものです。

 

最後に。「ちがいを ちからに 変える街。」を未来像として掲げているのは渋谷区です。こちらもフルに書くと、

「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」。

区のホームページの冒頭には、「ちがいを ちからに 変える街。」の部分が大きく刻印されています。

 

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