Edinburgh Festival Fringe

5月4日から6日まで開催されている「ラフォルジュルネ」。その会場となる東京国際フォーラムの周辺エリアで、「LFJエリアコンサート」と名付けられた無料(でとても小規模な)コンサートが(今回は9箇所で)開催されているのを「発見」して、ふと、エジンバラの「フリンジ」を思い出しました。

 

「フリンジ」というと日本語的には“メインには入れない端っこ”という感じですが、まさにその通り。その起源は、1947年に第1回エジンバラ国際フェスティバルが開催された際、招待されなかった8つの劇団が自主的に公演を行ったことがはじまりとされます(Wikipedia)。その後いろいろな積み重ねがあり、2008年には247の会場、2088の演目、32320の公演が行われるまでに。かくいう私も2000年にヘルシンキからの帰りに街中がお祭りムードに包まれる「フリンジ」に行きましたが(気持的にはエジンバラに行くのがメイン?!)、自分の中では今でも本体の「エジンバラ国際フェスティバル」がどのようなものかは知らず、エジンバラ=フリンジといったイメージで固定されてしまいました。

 

思えば、革新的な出来事やイノベーションは「フリンジ」から生まれる。本丸にいるとなかなかできない冒険や失敗もフリンジだからこそ可能になる。たとえ成功の確率が0.01%だったとしても、32320件も公演があれば3件くらいはすごいことになる(かもしれない)!

 

ということで、今年も「フリンジ」が開催されます。8月4日から28日。「世界最大の芸術祭」などとも紹介されているようです。



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