Trajectories of the New Economy(Urban Studies特集)

日本における創造都市論に欠けているといわれる都市産業論を、「New Economy」の視点からグローバルにながめた雑誌『Urban Studies』の2009年5月号(46(5-6))。ロンドン、ニューヨークからスタートし、トロント、ミラノ、バルセロナアテネシンガポールハノイ、ウーロンゴン(シドニー近郊)、バンクーバーと続きます。300頁弱のボリュームは単行本1冊分相当。ニューヨークの創造産業の変遷やそれを担う主体の動きをとらえた論文は圧巻。発刊が2009年5月ということから、ちょうどリーマンショック前後の状況変化も少々捉えています。