「原発避難」論

3.11に出版された図書の1つです。山下祐介・開沼博編著、明石書店刊。副題は「避難の実像からセカンドタウン、故郷再生まで」。社会学を専攻する若手研究者らが取り組んだ実証研究として情報価値の高い内容です。321頁には、本ブログで3月1日に紹介した「いわき市への双葉郡からの避難者の数」が正確に、しかも8月と10月の2時点の比較の形で掲載されています。
国会での福島復興再生特別措置法案審議(⇒3/7ブログ記事)と合わせ読むとさらにリアルタイムで状況がつかめます。3/19には埼玉県加須市に役場を移している双葉町が、福島県内に役場を戻すことを決めたところです。