東日本大震災

都市探訪125 双葉未来

双葉未来・駅直近の住宅街が10月より入居開始 🔖検索 「東日本大震災」「常磐線」 この記事をもちまして「【統合ファイル】東日本大震災」を完結します。 https://tkmzoo.hatenadiary.org/entry/20120305/1330943180

『(映画)浜の朝日の嘘つきどもと』 (朝日座を応援します(その6))

1923年7月2日に開館した南相馬市の「朝日座」(当時は旭座)は、来年2023年7月2日に100周年を迎えます。(最近、「100周年」「もうすぐ100周年」「100歳までがんばる」という言葉をよく耳にするのは、気のせいかもしれないけれども、ちょうどその頃、いろいろな…

被災市街地の再生(2020.6.9)

本日午前の「市街地創造論」で「被災市街地の再生」を話しました。 「3.11(東日本大震災)」からの復興の状況を軸にしつつも、今後甚大な被害が予想されている「南海トラフ地震」や、近年ますます大規模な被害も予想される水害なども題材にしながら、長期的な…

「常磐線再開プロジェクト」が朝日座で開催されます (朝日座を応援します(その5))

さきほど、日本都市計画学会のメールニュースで標記案内が回覧されました。 長い内容を本ブログ的に要約すると以下のとおりです。 【趣旨】2020年3月14日に常磐線が全線復旧するのを機に、関東大震災の第一報をアメリカに伝えた原町送信所(大正10年建設の高…

2020.3.14JRダイヤ改正と常磐線復旧と復興

2020年。2020年代のスタートです。 まだ正式な発表になっていないようですが、2020年3月14日JRダイヤ改正に合わせて、常磐線浪江‐富岡間約21キロが復旧見込みです。この区間には北から双葉駅(双葉町)、大野駅(大熊町)、夜ノ森駅(富岡町)の3駅があり、双葉駅…

浪江町まち中再生への動き

20か月前には何もなく寂しかった浪江駅前に、カフェが1軒できました。 カフェ「もんぺるん」。中の様子がよく見えるそのカフェに入り「浪江やきそば」(500円)を食べていると、ゆったりした店内からガラス越しに駅前の様子が、まちの様子が手に取るようによく…

都市探訪5 春待つ駅

春待つ駅・2020春、浪江富岡間営業再開

八戸からいわきまで・2018春(2)

2018年4月1日、嵩上げされた新市街地に、「JR陸前高田駅」がオープンしました。被災した場所から内陸寄りに移動しています。ちいさな駅舎は前駅のイメージを引き継ぐもので、窓口も設けられています。駅前広場はこれから工事が行われ(今は場所だけとられてい…

八戸からいわきまで・2018春(1) [=「浜通り地域の復興の現状(その6)」]

東日本大震災から7年。 最も困難な課題からの再生を模索している2つの課題に絞り、2020年頃までのプロセスを想像します。1つは原発被害からの復興。2つめが、大規模盛土を伴う復興。まず、1つめの課題から。「避難指示解除」から1年が経過した町民の「帰還率…

“朝日座でロックだぜ!”(朝日座を応援します(その4))

本日の岩手日報(Web版)に掲載された記事「沿岸唯一の映画館シネマリーン閉館へ」を見て、朝日座(南相馬市)の「その後」を書いておかねばと思い立ちました。岩手日報の記事は、岩手県の沿岸部で唯一残っていた映画館(全国で唯一の生活協同組合運営)の赤字が膨…

八戸からいわきまで・2016春(その3) [=「浜通り地域の復興の現状(その5)」]

2013.8.28の「八戸からいわきまで」において第四の区域とした原発被災区域が今回(その3)のテーマです。テーマに入る前に、東京電力管内発電所リストをもとに、「3.11」前後の電力需給を比較します。ごくごく大雑把にみると、「3.11」の前に6000万キロワット…

八戸からいわきまで・2016春(その2)

2013年8月の「八戸からいわきまで」では、公共交通の復旧・復興を軸に、4つの地域に分けて課題をとらえました。第一が三陸鉄道区間。第二がJR山田線、大船渡線、気仙沼線沿線、第三が復興まちづくり事業と合わせた仙台大都市圏の各エリアの復興、第四が原発…

八戸からいわきまで・2016春(その1)

本ブログで「はじめて復興地域全体をとらえた」のが2013年8月。被災から2年半後の様子です。この春、「3.11」から5年となるのを機に、都市計画の立場から再度、復興地域全体をとらえ、復興の現状を確認します。 前回の「八戸からいわきまで」では、公共交通…

まちなか再生計画と「まちづくり会社」等

復興市街地の中ににぎわいをつくり出すための「まちなか再生計画」の認定が進んでいます。 復興庁のHPにもまとめたページができていました。 http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-15/20141222155015.html特に注目されるのは、にぎわ…

浜通り地域の復興の現状(その4)

1月15日の記事で、「まちなか再生計画」の認定が、甚大な津波被害を被った地域に復興市街地が立ち上がってきたことを示す指標になるとの考えを述べましたが、原発被災地は別です。まだ帰還が認められていない地域が広範に広がるため、復興も復旧もできない現…

陸前高田市まちなか再生計画が認定されました(認定されたまちなか再生計画。2016.2.15更新)

本日、陸前高田市まちなか再生計画が認定されました。 大規模なかさ上げ作業はまだ終わっていませんが、計画によると、平成28年度末(29年3月)には中心となる大型商業施設を開業しようとするものです(計画書14頁)。これまでに認定された「まちなか再生計画」…

「復興・創生期間」

東日本大震災後5年間の「復興集中期間」のあとの5年間を「復興・創生期間」とすることが昨日復興庁から発表されました。 http://www.reconstruction.go.jp/topics/post_164.html 内容的には復興基幹事業以外の事業は他の「地方創生」同様、国費ばかりでなく…

『地域創造論 ポスト3.11の新しい地域像』が完成しました

『地域創造論』は、大学院副専攻プログラム「地域創造」のコア科目となる授業です。 “ポスト3.11の新しい地域像”との大きなフレームのもと、学内外から地域の第一線で活躍する講師をお招きし、それぞれの専門の立場から「地域創造」を語っていただきました。…

東日本大震災復興統合ファイルの構成を大幅に見直しました

「3.11」から4年が経過しました。「リンク集」の中にある「東日本大震災復興統合ファイル」は、これまでどちらかというと復興計画を立案し復興事業を実施することを中心に「復興」をとらえてきましたが、「集中復興期間」5年のうち4年が経過した現時点におい…

シンポジウム「県民総力戦で創る事前復興計画」を開催します(3月10日午後)

あれから4年。地域実践教育研究センター主催のシンポジウムの開催のご案内です。 神奈川県の「大学発・政策提案制度」で採択された「県民総力戦で創る事前復興計画」の成果発表の機会となります。 http://www.webline.jp/info/chiki-ct.ynu.ac.jp/info_js/da…

女川町まちなか再生計画が認定されました(2014.12.19)

津波被災地での中心市街地の本格的・面的にぎわいの復興としてはおそらくはじめてとなる女川町まちなか再生計画が認定されました。 http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-15/20141222155015.html 復興庁の上記資料をみると、にぎわい…

常磐自動車道2015年3月1日全線開通へ(浜通り地域の復興の現状(その3))

一昨日、安倍首相が常磐自動車道2015年3月1日全線開通の方針を示したと地元紙が報じました。 http://www.minpo.jp/news/detail/2014120319613(福島民報HP)あさって12月6日には浪江から仙台(正確には亘理から先は仙台東部道路)まで常磐道がつながり、GW前開通…

南相馬から楢葉まで(浜通り地域の復興の現状(その2))

9月15日。被災から3年半で、ようやく国道6号線の規制が解除されました。 一般車も通行できるようになったとはいえ、帰還目標とされるのは楢葉町が2015年春以降、南相馬市小高区が2016年4月、浪江町と富岡町が2017年3月11日以降です。 調整プロセスを経て中間…

国道6号線の通行規制解除へ(浜通り地域の復興の現状)

まだ調整中とのことですが、国道6号線の通行規制が9月15日に解除される見込みです。 これまで「南相馬以南」「南相馬市」「南相馬以北」と分けてきた記事を、原則として「浜通り地域の復興の現状」に統合します。ここまで3年半。本当に長い道のりです。 (9月…

常磐線沿線地域(南相馬以南、広野町以北)の再生への道筋(その9)

「「国道6号」全面開放を検討」との見出しで、現在一般車両が制限されている国道6号線の通行を「国と県、原発周辺12市町村で調整している」との報道がさきほど福島民友HPに掲載されました。 昨日の福島県議会復興加速化・風評対策特別委員会で報告があっ…

2020年からのバックキャスティング

東日本大震災から3年。これまで本ブログでは一貫して「東日本大震災復興統合ファイル」にてリアルタイムで復興の状況を都市計画の立場からとらえようとしてきました。また、「災害復興・地域再生の新たなしくみ」というリンクファイルをつくり、人口減少時代…

東日本大震災3年(河北新報)

東日本大震災から3年を前に、河北新報の新しい特集がスタートしています。 [河北新報のアドレス変更等のため、2/20の記事をつけかえました。] ■東日本大震災3年 2014.2.2-25に、被災地のいま/復興まちづくり (河北新報に直接リンク) ■再生の針路 被災地の首…

「岐路に立つ被災地」(岩手日報)

「これまでは復興の加速を中心に論じられてきたが、震災3年を機に立ち止まり、将来を見据えたまちづくりを読者と一緒に考えたい」と、新年1月4日から新しい特集がスタートしました。掲載されているのは岩手日報HP「再興への道」第16部。19部まで被災地での…

戦災復興事業の換地率

東日本大震災から1000日。これまでのたいへんな苦労とともに、まだまだたいへんな状況にあることがさまざまな形で報道されました。本日手にした『区画整理』2013.11号の巻頭論文「東日本大震災からの復興を考える」で岸井隆幸教授はその「たいへんさ」を戦災…

ミニサロン「復興まちづくりの現場から考える」を開催します

12月13日(金)17:00-19:00に、石巻の中心市街地および半島部それぞれの復興まちづくりの事例報告を中心としたミニサロンを開催します(横浜国立大学地域実践教育研究センター主催)。まだ知られていない最新の情報をもとに、後半では神奈川での事前復興につい…