ハバロフスク

ロシア、シベリア、極東、北極などが注目されています。特に、北極の夏場の氷の面積が最小になりそうで(トレンドからみると、明日8月24日から25日あたりに観測史上最小となり、その先さらに1ヶ月ほど融け続ける)、「北極航路」などの話が進みそうです(⇒参考ブログ記事)。
そのロシア極東地域の中心都市ハバロフスクに行ってきました。
マーサー社による「生活の質(Quality of Living)」2004年調査によると、世界215都市のなかでサンクトペテルブルグが157位、モスクワが162位、ノボシビルスクが186位といった状態でした。とはいえ「ハバロフスク市は2005年、また2007年、全国コンクールでロシアの約700の都市の内、『最も良く整備された、住み心地の良い都市』として一等賞を2回授与されました」(インツアー・ハバロフスクHPより)とあります。実際、これまでにみたことのないような立派な並木道が都心部等に骨太に整備され、多くの市民に活用されています。地形をうまく使い、公共交通が充実していて、バスや路面電車の停留所を中心に計画的コミュニティがデザインされ、小さなキオスクのようなものからミニスーパー、スーパー、教育施設などが手の届くところにあり、そうした古き良き都市計画がまだ目に見える形で残っている都市であることを実感しました。
2050年の「ニュー・ノース」の時代に向け、ハバロフスクはどのように変わっていくのでしょうか。