「都市計画とイノベーション:過去・現在・未来」(10月の公開講座の予定)

先週6月25日で「都市イノベーション読本」「都市イノベーション読本2.0」100話が完結しました。
それに関連して、秋の公開講座『これからの都市に求められるイノベーションとは』の第1回(10月19日(土))で担当する講座(時間帯は14:40〜16:10)のご案内です。
この講座では、2年間でたまった100話をもとに「都市計画とイノベーション:過去・現在・未来」について考えてみたいと思います。以下が主旨文です。

『都市は人類最高の発明である』(エドワード・グレイザー著)といわれるように、古代以来進化をつづけてきた都市とイノベーションとは不可分の関係にあります。今回の講座では、私がこの2年間に公式ブログ(地域が連携し「住みたい都市」をプロデュースする)に発表してきた『都市イノベーション読本』の100の話題をもとに、都市計画の立場から、都市とイノベーションの関係についてさまざまな角度から探っていきます。たとえば技術。動力の発明・発達によって都市は著しく変化し、現在、通信技術の進化により私たちの生活そのものも大きく変化しつつあります。都市計画は、現在の課題認識を踏まえながらも、将来の都市の具体的ありかたを考え提起する分野です。「現在」とは「過去」が堆積した結果でもあり、未来を考えることは歴史を考えることでもあります。過去・現在・未来を行き来しながら都市のこれからを考えてみたいと思います。