地域危険度測定調査(東京都・第7回)結果公表

昨日東京都が『地域危険度測定調査(第7回)』の結果を発表しました。
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bosai/chousa_6/home.htm
危険度の評価結果である5段階の「ランク」は相対評価であるため、絶対的な危険度が改善されていても他の町がもっと改善されていれば相対的ランクが危険側に判定されます。
今回はじめて火災時の消化・救助等の活動のしやすさを表す「火災時活動困難度」による評価も行われていて、「中野・杉並も危険度アップ」(朝日新聞2013.9.18朝刊の表現)のような結果も出ています。上記リンク先の『報告書』第10章をみるとそのあたりが詳しく分析されています。また、同様に『報告書』第9章には、例えば火災危険度のランクが下がった(危険の度合いが相対的に下がった)例として杉並区阿佐ヶ谷北2丁目や豊島区東池袋4・5丁目の例が解説されています。前者は新しい防火規制導入により準耐火以上の耐火性能をもつ建物が増えたことが、後者は沿道まちづくり事業の進展がその要因としています。