五反田バレー (都市は進化する30)

ベンチャー企業オーナーへのインタビュー結果を発表する先日の起業関連大学院授業発表会で、3グループのうち2グループの企業の所在地が五反田でした。たまたまかもと思っていたのですが、今朝の日経新聞で「起業都市への道」の連載がはじまり、「起業」でネット検索していると、「五反田バレー」という文字が。「あった」。

 

数年前から動きがあり、「五反田バレーマップ 2021年版」なるものも出ている。毎年この地図をとっておけばバレーの盛衰(成長?)もわかる。規模はだいぶ違うけれども、シリコンバレーだって最初はこんな調子だったに違いない。大崎にはソニー関連企業も多いので、もう少し引いた目でみれば本物の「起業地域」になりつつあるのかもしれない。

解説をみると、もともと渋谷あたりの賃料が高くなり割安の五反田が注目されるようになりベンチャーの立地が進んだこと、五反田のキャパはそう大きくはなく、ビルも小規模であることがあげられています。まさにベンチャーにはぴったり。交通も至便。

 

東京にはたくさんこうした「起業の街」があるのでしょう。その多様さと数の多さによって東京は進化している。「五反田バレー」のような名が与えられると、本当にそこが起業の街のような気がしてくるのは不思議です。

もう一度「五反田バレーマップ」を見てみると、「コワーキングスペース・シェアオフィス」という凡例もありました。新築・中古を含め、街全体がインキュベーターとして機能するべく変化し、それがまたシグナルとして発信されてベンチャーを惹き付け、さらに進化していく、、、


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【In evolution】都市イノベーションの源泉
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