「環4 NEWS」が創刊されました (品川フィールド9)

先日、「環4 NEWS」第1号が地域に配布され、はじめて「環4」の事業化内容の一端が明らかになりました。

特に、先行している「港南区間」の具体的な道路断面構成や三次元のパースなどが詳しく紹介されており、権利の単純なこの区間の事業内容はほぼこれで明確になったといえます。新設される品川駅北口デッキ構築工事もかなり進んでいるので、環4から品川駅北口に至るさまもイメージできるようになってきました。2021年8月17日には「品川駅北口駅改良・駅ビル整備」を知らせる「建築計画のお知らせ」も現地に掲示されたので(事業期間は2022年8月下旬から2031年11月下旬)、そこに組み込まれて事業化される京浜急行品川駅地上化事業や、品川駅北口に向けて拡張される現在の北側コンコースの事業イメージ・空間イメージが、トータルにつかめるようになってきました。

「環4 NEWS」第1号では次の「高輪区間」の、とりわけ高輪台駅付近の市街地の中にどのように環4を事業化するのかの、かなり具体的な事業手法(沿道整備街路事業(土地区画整理))がポンチ絵付きで記載されており、2021年12月の「法定同意」をめざして個別相談も進められていることがわかります。この沿道整備街路事業では、東京都が先行取得している旧衆議院議員宿舎の大きな種地を移転用地に使って新しい「沿道」を創り出すようです。下の写真は、現在行われているこの種地の「地下構造物解体」作業が2021年11月17日に終わることを示していて、着々と事業化に向けての予備作業が進んでいることがわかります。この種地を抜けて少し行くと標高差がかなりある区間となり、そこから先の環4は既存市街地や道路と立体交差して第一京浜を跨ぎ(第一京浜に接続する車線もつくられる)、先の「港南区間」に至ります。

 

「事業」としては単なる幹線道路事業ではありますが、東京の中に新しい「沿道」を創り出し、「品川フィールド」の多くのプロジェクトを有機的につなぐ背骨の役割を果たすインパクトの大きい事業です。

 

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環4事業化はこの土地も含めて



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