羽沢横浜国大駅の関連研究を『地域研究報』から探る

このほど2021年度の『地域研究報』(=横浜国立大学地域実践教育研究センター編)がリポジトリーに追加されました。2016年度からアップされているこの資料の活用という観点から、ここでは、2023年3月に東急に乗り入れ利用者が急増すると予想される羽沢横浜国大駅関連の研究をピックアップしてみます。(「地域」を扱っているものに限る)

全部で8編抽出でき、新鉄道駅に伴う地域経済効果分析が5編、駅選択や生活行動に関するものが2編、地域特性(農業)を生かしたまちづくりに関するものが1編です。

■新鉄道駅に伴う地域経済効果分析

(2018) 鉄道開業による新横浜都心発展の可能性

(2018) 羽沢横浜駅駅勢圏の策定と地域に及ぼす経済効果

(2019) 神奈川東部方面線開業に伴う相鉄本線地域の経済効果

(2019) 神奈川東部方面線開通に伴うIT関連サービス企業の誘致・発展による旭区への経済効果

(2020) 相鉄・JR直通線開業に伴う相鉄本線地域への経済効果

■駅選択や生活行動に関するもの

(2021) 横浜国立大学周辺の駅勢圏及び駅選択の要因に関する研究

(2020) バリアフリー意識と生活行動の関係に関する研究

■地域特性(農業)を生かしたまちづくりに関するもの

(2020) 新駅設置に伴う地域特性を生かしたまちづくりのあり方に関する研究

研究分野が異なると所属学会も異なるので、こうして横断的に研究成果を見る機会はなかなかありません。相互に関連づけながら読んでみると、「地域」の可能性の開拓にも資するのではないかと期待するところです。

今回はたまたま「羽沢横浜国大駅」をテーマにピックアップしましたが、大学と地域との関係でさまざまなテーマにつき研究成果を一覧できます。

また今回は「地域研究」に限ってピックアップしましたが、「地域課題実習」の成果も6年分横断的にながめることができます。さらに、「地域課題実習」そのものの研究も1編あるので参考にしてください。

□「地域課題実習」そのものの研究

(2018) 多様化する地域実践型の大学教育が地域にもたらす効果に関する研究

 

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