審議は上院(House of Lords)に移りました (レベルアップおよび再生法案審議過程(その6))

下院での審議の結果、「メモ書き程度」だった「場所とり条項(placeholder clause)」にも中身が書き加えられ、さまざまな修正もなされて、「これで一応いけます」というレベルの法案が上院に届けられました(⇒資料1)。それを受け取る形式的な「1st reading」が行われたのが12月19日のことです。たとえばこれまで紹介してきた「street vote」は当初本当に「メモ書き」程度だったのですが、上院に送られた段階では10頁弱にもおよぶ内容に入れ替わっています。

 

現在、1月17日に上院最初の審議を行う「2nd reading」で発言したい議員の登録期間となっています。この「2nd reading」は法案全体に対する意見を述べたい議員や、特定事項等に対する修正が必要と考える議員がその考えを述べる最初の機会で、「2nd reading」が数時間で終わる場合もあれば数日かかることもあるとされます。

 

 

[資料1] 上院が受け取った法案
https://bills.parliament.uk/publications/49177/documents/2671

 

国会審議の経過は以下のURLから。
https://bills.parliament.uk/bills/3155

 

本記事を「【研究ノート】Levelling-up and Planning」に入れました。
https://tkmzoo.hatenadiary.org/entry/2022/05/18/100512