身近な東日本大震災の都市被害から

横浜でも港北区の一部(戸建住宅地)と金沢区の一部(集合住宅地)に液状化の被害があり、研究テーマとして取り上げています。今回の被災をどうするかだけでなく、再度の液状化を危惧する方も多く、技術的課題のみならず政策的・制度的・社会的・空間的・経済的課題としてとらえたいと思います。また、横浜には宅地造成地が多く、地すべりや建物倒壊等の危険も考えなければなりません。本年4月の「横浜市都市計画マスタープラン改定に向けた提言」の中でも、「崖地や造成地等の防災対策を検討する」との文言を入れました。昨晩も深夜にグラッときましたね。都市が自然とどうつきあっていくかを考える重要なテーマととらえています。