THE OPTION OF URBANISM

C.B.Leinberger著、2009年出版(ペーパーバック)。ニューアーバニズムの背景にある大きな不動産市場の変化を体系的・実務的に整理した図書。いわゆる学術書というより実務書。いや、実用的学術書?!。自動車に依存する郊外開発が行き詰まり(これがリーマンショックの原因でもある)、「歩いて暮らせる」不動産開発が大きなオプションとなりつつある(かなりなってきている)実態を、豊富な事例とともに解説。ウォールストリートの動向や政府の政策の変更にも言及していて、日本ではあまりみかけないタイプの興味深い図書です。