EDEN計画(南相馬市)に多くの企業等がエントリーしました(8/2の記事を更新)

津波被害に遭った市内2600ヘクタールの農地にて、第一次・第二次・第三次産業をハイブリッドに組み合わせた総合産業経営体を設立しようとする「EDEN計画」への参画を希望する企業等が公表されました。☆2013.3.1の市HP構成変更によりリンクし直しました。
http://www.city.minamisoma.lg.jp/index.cfm/10,219,c,html/219/20130115-104620.pdf
南相馬市ではEDEN計画を含む9件の「経済復興事業事例」に参画を希望するパートナーを呼びかけてきましたが、39件のエントリーがあったことが市のHPに詳しく公表されました。うち、EDEN計画には13件のエントリーがあり、そのうち8件は「大きな枠組」への参画の意思を示しています(5件は個別事業や構成要素に対する参画の意思)。
EDEN計画の「大きな枠組」への参画意思を示した8件の中には、かながわサイエンスパークアイソトープ除染技術研究会のような研究機関、日立製作所東北支社や日揮のようなプラントに強い企業、安藤建設のような建設系の企業が含まれています。
なお、EDEN計画とは別の「再生エネルギー基地の整備」へのエントリーは39件中29件と最も多く、EDEN計画の「大きな枠組」への参画意思を示した8件中7件は「再生エネルギー基地の整備」への参画意思も示しています。
津波被害に遭った広大な農地は塩害に加え放射線問題も抱えていることを考えると、この地において、他にはない、国際的意義ももった経済復興・地域再生の新しい取組みがはじまることに期待したいと思います。

[10/10追記:10月1日の第4回南相馬市復興市民会議では、8月に公表した復興ビジョンを踏まえて復興計画が策定途上です。その資料として、「復興計画に掲げる施策について」および「土地利用の方向性について」がHPに掲載されました。☆2013.3.1の市HP構成変更によりリンクはずしました。それに伴い最後の2行は文章のみ残ります。
(掲げる施策について)(土地利用の方向性について)
「土地利用の方向性」についての9頁が「土地利用計画(案)」。そこには、「農業再生ゾーン(EDEN)」との表記が5箇所(小高区1、原町区3、鹿島区1)にわたり示されています。