〈起業〉という幻想 アメリカンドリームの現実

スコット・A・シェーン著、谷口功一ら訳、白水社、2011年刊。原題は「The Illusions of Entrepreneurship」。
著者はペンシルバニア大で博士号取得ののちMITなどを経て現在ケース・ウエスタン・リザーブ大学教授。ハイテク産業を中心にビジネスチャンスの発見や経営資源の統合を研究。このように書くと図書のタイトルと矛盾するようにみえますが、実は、統計を客観的にみてみると、、、という貴重な図書。得られている結論はごく自然です。むしろ自然すぎるため、もう一度逆説の逆説にトライしないと「本当のこと」が見えてこないのでは、と思ってみたりしています。