常磐線沿線地域(南相馬以南、広野町以北)の再生への道筋(その5)

常磐道 除染で復旧メド」と、今朝の読売新聞が報じました。「同省(環境省)は9月に本格除染の計画を作り、年内にも作業を始める。順調にいけば来年6月に終了できそうだという。東日本道路会社によると、全面開通に向けた工事も順次行っていくという」とされています。
この区間がつながる見通しが見えてきたことは、心理的にも、実際の復旧・復興を進めるうえでも大きな前進だと思います。
JR常磐線のほうも、次の段階の見通しを是非知りたいところです。

[9/5追記:上記記事の裏づけ資料です。
(除染モデル事業)http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=15639
(常磐道工事計画)http://www.e-nexco.co.jp/pressroom/press_release/head_office/h24/0831/]

[9/6追記:(その4)で話題にした第6回福島復興再生協議会の議事録が昨日公開されました。JR常磐線についての平野大臣の発言部分を以下に引用させていただきます。最初の「一方で」との表現は、常磐道の方は詰められそうだがJR常磐線の方はどうもすぐには詰められないとのニュアンスです。
「一方で、JRの問題は何といっても旅客の仕事でありますから、高い放射線の地域について鉄道を走らせるかどうかという問題等々もございまして、これも引き続き、今、JRともお話をさせていただいておりますけれども、ちょっとお時間をいただきたいと思います。
一方で、JRはどんどんどんどん北からと南からと、できるだけ時間をかけないように復旧をしていただくように、できるところから早く復旧するようにというお願いは、私どもは国交省と連携をとりながら強くやっておりますし、JRもその方向性についてはほぼ一致しております。ただ、放射線の高い部分のところで営業ができるのかどうかということについては、やはり初めての体験ということもございまして、私どものさまざま法律の問題等もあるということで、今、まだ検討中だということで御理解をいただきたいということであります。」(議事録からの引用)]

[9/7追記:福島復興の「グランドデザイン」も9月4日に公表されました。
http://www.reconstruction.go.jp/topics/001209.html]

(その4)

[参考]本ブログの東日本大震災復興計画・復興事業「★統合ファイル