“テイラー・レビュー”:7000頁超の政府ガイダンスを半分以下に

Planning2013.5.31号は、都市計画の無駄を省き利用者の立場に立った運用を行うため外部機関を設けて行った“テイラー・レビュー”の勧告(2012.12=文献1)の大半が政府に受け入れられ(2013.3=文献2)、7月までには新たな体制に移行できそうだと報じています。
7000頁超の政府ガイダンスを半分以下にすること、それらはウェブ情報として一元的に掲載し常に最新情報とすること、その際、近隣計画など8分野を新たに追加することを「2013年7月までに実施」、等が受け入れられた形です。
負担増となりうる要素には反対意見が出ているものの、86%の関係者はレビューの基本に賛意を示していて(9%はN/Aのため「No」は5%にとどまる)、現政権の現実的(かつおそらく一部はイノベーティブ)な動きの1つととらえられそうです。

[文献1]
http://planningguidance.readandcomment.com/wp-content/uploads/2012/12/External-Review-of-Government-Planning-Practice-Guidance.pdf
[文献2]https://www.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/204091/Government_response_to_the_external_review_of_government_planning_practice_guidance_consultation_and_report.pdf

[9/5追記:ウェブ上で検索できる上記の新ガイダンスが8月28日から動き始めています。まだ試作段階で、いろいろなコメントを10月9日まで受け付けて改善し、その後公式稼働するようです。
http://planningguidance.planningportal.gov.uk/

[参考]本ブログのイギリス最新都市計画「★統合ファイル