『イギリス都市計画の新動向 新世紀へのチャレンジ』(2001.8)

今朝の朝日新聞の「耕論」に掲載された隈研吾氏の「成熟示すヒューマンな街」を読んで、この報告書を思い出しました。
時はロンドンオリンピックの1つ前の大イベントだった「ミレニアムプロジェクト」時代のロンドン。当時の日本はバブル崩壊後の最悪期で、「100年単位でものを考える」成熟国イギリスのすごさに圧倒されながら<地域>と<財源>の両面からイギリス都市計画の新動向を読み取ったものです。
一部を『都市問題研究』や『新都市』にも発表していますが(いずれも2002.7)、このオリジナル版はずっとキャビネットにしまってありました。「東京オリンピックまで7年」という今の状況がちょうど重なる内容です。ロンドンサウスバンクをめぐる動向は現在の東京臨海区の状況と重なってみえます。ロッタリーファンドによる国民全体を巻き込んだ動きは、「公」でも「民」でもないその間に「共」の財源を創り広くその効果を波及させた知恵を感じさせます。
電子ファイルも既になく、1部だけプリントアウトしてあった12年前の報告書を(上)(下)に分けてアップさせていただきます。各々約5MBです。

⇒以下からダウンロードできます。
イギリス都市計画の新動向(上).PDF
https://drive.google.com/open?id=1CypbKUNOaBRkiT_R3vDunkqXFv0R0PUY
イギリス都市計画の新動向(下).PDF
https://drive.google.com/open?id=19Xa55dD8HkgvlJxuHNUdgQl3r2WplxEB