(映画)「南の島の大統領 沈みゆくモルディブ」

ソロモン諸島のタロ島の住民約800人全員が、地球温暖化による海面上昇でついに住めなくなり近くの島に移住する、とのニュースを見て、昨年日本で公開されたこのドキュメンタリーを思いだしました。
「大海の中に忽然とあらわれた都会」のように出てくるモルディブの首都マレ。人口10万人。映像では、なぜこんな所に都市が、小さな島に不釣り合いな格好で、、、と感じさせる姿で何度も写し出されます。調べてみるとマレは「世界一人口密度が高い都市」。それは2004年のスマトラ沖地震の際の避難とかかわっていること、島を守るため1980年代に日本のODAで堤防を築いたことが大津波からこの島を守ったと書かれています。
しかしあまりにこの島だけに人が集中するので隣接する島を開発して移住を促しているものの、まだ初期段階とか。
映画の中では地球温暖化のため島が侵食され「うちの島をなんとかしてほしい」と大統領に訴える島民たち。しかしモルディブには1200もの島があるため優先順位をつけなければならない現実が、、、。
衛星画像でモルディブへ、マレへとフォーカスしていくと、マレの特異な姿に驚きを感じられるはずです。